三重県亀山市のお客様よりお茶道具類、古道具類の出張買取をさせて頂きました。

6月1日(火曜日）に三重県亀山市のお客様よりお茶道具類、古道具類の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

「家を解体するにあたり、家財や古道具類で買取ってもらえるものがあれば見てもらいたいのですが出張買取をお願いします。」とご相談を頂き、また、「私も遠方から来ていますので明日に来ていただくことはできますか？」との事で、翌日に出張させて頂きました。

古美術丸尾では、当店の予定と重なっていないかぎり、出来る限り急な出張依頼にもご対応させていただいております。

・整理をしていたらこんなものが！もしかして価値があるかも？
・解体業者様で今日しか現場にいない
・実家の整理でこの日じゃないと家族が集まらない
・平日は仕事で土日しか空いていない

などなど、お気軽にご相談くださいませ。

◼️査定

お家にお邪魔すると、まず、母屋のお道具を拝見させていただきますとお茶道具類が主でした。

立派な細工をした薄端や蓋の細工が葉の形の銅製のやかん、鉄瓶などできるだけ1点ずつでお値段を付けていきました。しかし、その他のお茶道具はお稽古用で箱に入っていないお茶碗であったり、風炉だけでお釜がなかったり、需要が少ない炉壇であったりと1点ではなかなかお値段が付きにくいものでしたのでまとめての査定となりました。

薄端とは？
銅製で胴体と薄く浅い皿型広口に分けられる花器、主に正月の花飾りに使用します。

しかし、現在では正月でも花を生ける人の減少などで需要が低下し、なかなか買取金額が元々の金額に比べて付きません。今回の物は彫りの仕事もよくしっかりと1点にて査定いたしました。

炉壇とは？
茶室の炉の内部に設置する四角い箱で灰を入れて五徳の上に釜を置くお道具です。

茶室のあるお家にはすでに炉壇が設置されている事が多く需要が低い。また使用用途から傷や汚れが付きやすく、状態が綺麗に残っているものが少ないです。

さて、査定の続きにまいりますと奥にお蔵があるということでそこも拝見致しました。お蔵の中では沢山の家財の中から少しでも価値の有る物を見つけていきました。

昭和初期～戦前ぐらいまでの食器類が数箱を見つけることできたのですが、昭和初期以降の製品は値段が付きづらくなっており、「この時代の物しかないのかなぁー」と思っていると1点だけ明治時代の染付の鉢を見つけることが出来ました。また、無傷で図柄も面白いものでしたので、1点にて高価買取対象となりました。

◼️買取・終わりに

査定を終えて、ご説明を終えるとご納得を頂き、全てのお道具をお譲り頂く事が出来ました。

今回は三重県でしたが亀山市は滋賀県と隣接する市で京都からでも1時間ちょっとで出張できます。当店は近隣の府県ですと簡単なお話の内容で出張させていただいております。また遠方でもお話の内容をよくお聞きする事や、メールフォームやラインから写真を送ってもらうなどで対応させて頂いております。近隣遠方問わずお気軽にご相談下さいませ。

この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして真に有難うございます。お譲り頂きましたお品はまた次の欲しい方へと橋渡しさせて頂きます。