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【作品紹介】アンティークアクセサリーに見る小品美

こんにちは、買取担当者の長尾です。

毎回、地方に出張しているといろいろな物に出会えるのがこのお商売の魅力の一つでもあであります、そんな中で出会い、今回ご紹介するのはアンティークアクセサリー6点。
どれも、今から80年ほど前の古いアクセサリーで現代のきらびやかな宝石をあしらった物とは一味違う趣があります。

「楕円形七宝焼草花図ブローチ」

このブローチは七宝焼独特のガラス様の質感で美しい光沢が特徴的です、また、作品を覆う台座にはSTERLING925 NORWEYと刻印があり銀製でノルウェー製の物であることがわかります、また、台座の縁のカットもおしゃれですね。

「花弁型染付風車図ブローチ」

こちらは、染付の技法を用いたブローチでよく見ると中には風車の図が描かれています。
また、台座は花弁型でその花弁一枚一枚に、丁寧な仕事で、切抜きの文様をあしらっています、おそらく作品の特徴から日本の伊万里焼の影響を多く受けたといわれるデンマーク・ロイヤルコペンハーゲン社の作品と思います。

「八角型輝石花弁図ブローチ」

こちらのブローチも海外の物でイタリア製の刻印があります。
様々な色の石をカットして台座に埋め込んで作られています、どのカットピースも欠けていません。持ち主が大切に保管されている事もありますがやはり昔の職人さんは多少のことでは損傷しないように丁寧に手作業で作られているのでしょう。

 

これまで、海外製のアクセサリーをご紹介しましたが、ここからは日本製の物について。

「楕円型蒔絵草花図ブローチ」

こちらは、日本の伝統的な技術の一つ蒔絵のブローチです。
蒔絵の筋(骨董の業界では仕事の細やかさや発色、どの程度の純度の金を使っているかなどを一言で筋といいます)も良く、台座にも純銀の物を使われており、当時としても大変高価な装飾品です、また、台座も楕円という形のみでほかの装飾はないのですが、台座の滑らかな曲線はシンプルさゆえに仕事の確かさも伺えます。

 

そして今回、出会った中で一番のアクセサリーがこちら

「富本憲吉作金彩ブローチ&色絵ペンダント」

日本の近代工芸を代表する陶芸家の一人で人間国宝の富本憲吉作のアクセサリーでこちらは装飾品というよりも美術品に近い作品になります。
富本作品の中には帯止めなど和装系の小品の作品は多くあるのですが、洋装の装飾品はあまり見かけない様に思いますが間違いのない物です。
色絵のペンダントには長年研究されてきた中国の呉須を模したような色合いでおそらく花弁を独自のデザイン感覚で文様としています、また、金彩のブローチでは同じ呉須の赤でも内側の赤釉薬と外側の赤釉薬の濃さを微妙に使い分け、さらに青釉薬で全体のバランスを整えた上で金彩で幾何学的な文様をあしらっています、直径5センチにも満たない世界でこれだけの表現をしています、さすがは富本憲吉ですね、ちなみに両作品とも裏にサイン有、台座は刻印のない純銀製(古い作家作品には純銀を使っていても刻印を入れない場合がほとんどです)。


また、こうした装飾品は富本憲吉のお嬢様の女学校卒業を記念して一定数作られた事があったとかというお話です。

小さな作品にも小さい作品だからこそ、そこに職人さんや作り手の想いが入っており細やかな仕事が隠されています、作品を通じてそうした想いも次世代に繋げるのも私どもの使命だと感じております。

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