9月25日(月)に京都市北区の実家整理の為、古道具類、掛軸などの出頭買取をさせて頂きました。
◼️ご相談
「京都の実家に25日か26日に帰るのですが、その時に家においてある物を整理したいのですが、どちらかの日にちは出張査定に来れませんか?」とご相談を頂き、25日のお昼からお伺いさせて頂く運びとなりました。
「何月何日に実家に帰る、土日しか空いていない」などお客様のご都合に出来る限り、当店もスケジュール調整をさせて頂きますのでお気軽にご相談くださいませ。また土日はスケジュールが埋まることが多く早めのご連絡をお願いいたします。
◼️査定
お家にお邪魔致しますと、数点の古道具類を並べていただいておりました。
「ずいぶん前に一度整理していて親戚などでお道具を分けたりもしたのでこれぐらいしかないのですが」との事でしたが、1点だけ桐箱に入った替仕覆(かえしふく)付きの茶入れが時代の有るお品でしたので高評価をすることが出来ました。茶入れはお茶道具の中でも人気と需要も高くお稽古のお品物でも1点にて評価も出来るのですが、古い茶入れはなかなか残っていなく、替仕覆の仕立てのお品物は高評価の期待が持てます。
その他、戦前の絵葉書類や茶箱、重箱、塗り碗、北村西望の額作品、茶器類、掛軸類、屋根裏部屋の蒔絵の火鉢などを拝見してそれぞれ評価させて頂きました。
ここで、買取で一般の方のイメージと私共の感覚のギャップで不思議なことがあるのですが、北村西望は現代ブロンズ彫刻家の第一人者で長崎平和記念像などの制作でも有名な作家です。しかしながらブロンズ作品の多くは一度、型を造ればたくさん同じ作品が造れてしまい、1点物ではなく、同じ作品が多数作れてしまうので、そんなに高く評価できないのが実情です。特に北村西望の額作品や干支の作品などは多数制作されているので、高価買取が難しいお品になります。当然、大作など、制作数が少ない作品は高価買取対象となります。
逆に茶器類の中に蓮月焼の急須揃が有ったのですが、こちらはキズの状態がひどく漆で直しがあったのですが、その状態でも江戸期明治期のお品物は現存が少なく、需要もあるお品ですので高名作家の立派な作品よりも傷物の古い急須のほうが高い買取査定に繋がる事もあります。もちろん、一概ではないですし、買取の一例ですが‥。
お客様からすると立派な額作品より、使い古した傷ありの急須の方を高価買取になるのがびっくりされる方も多いかと思います。時には割れているので処分される人もいるので、お家の整理やお引越しの際は出来るだけ処分される前に一度ご相談いただけると思いもよらないものが高額査定になったり、ゴミだと思っていたものが次の持ち主に繋げることが出来るかもしれません。これもSDGsに繋がるかと思います。
◼️買取・終わりに
査定、ご説明を終えますと、全て納得にてお品物をお譲りいただける運びとなりました、有難うございます。
また、「ゴミとして処分するのは心が痛いので、お値段が付かない物でも出来る限り持っていってもらえたら助かります」との事で、ショーケースの干支の置物やお土産品類まで整理させて頂き、お喜びいただけました。
この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。