1月29日(土)に京都市上京区リピーターのお客様より蔵整理の出張買取をさせて頂きました。
◼️ご相談
先日に店頭までお道具をお持込いただきましたお客様より蔵整理のご相談を承って、この度出張してまいりました。
◼️査定
早速、お蔵のほうに案内していただくと、とても大きなお蔵にたくさんのお道具や贈答品類が仕舞われており、なんでも先々代からのお道具で江戸後期~平成時代までの100数年間来のお品物が残されておりました。
お家の方は「蔵の解体を予定しているので、蔵の中にある物は全て無くしたいのだけども、ちゃんと評価の出来る業者さんに頼みたい」との事で先日にお店の方にお品物を数点お持込を頂き、当店の査定方法などをご確認いただき、お任せ頂けました。
当店の買取の方法はまず古い物でも新しい物でもなるべく1点にて査定をしています。
他店によっては品物をまとめて「○万です」と査定する方もおられますが、当店ではしっかりと高額商品ではない数千円のお品から1点ずつ査定をしております。それは各品物ごとの価値をしっかりとお客様にご理解いただくためであり、また、ご希望に沿えないお値段の物や、思い入れのある物を気軽にお残しいただけるように細かく査定しております。
ただ、どうしても1点でお値段が付かないものに関しては、まとめてお値段が付く物・お値段が付かないけどお引き取り出来る物に分けてご説明をさせていただき、お客様のご希望に添えるように対応させていただいております。
今回に関しまして、少しでもお荷物を減らしいてほしいという事でしたので、数日数回に分けて、買取・搬出をさせていただくスケジュールをお客様とご相談の上、組ませていただきました。
今回は古道具をメインに査定させていたので、ほとんどのお品物に1点1点お値段を付け査定することができました。その中でも特に高評価となった物につきましては、銀製の煙草盆や京焼陶工永楽善五郎の徳利の揃物、蛙の形をした銅製の薄端、雨宮金壽堂の鉄瓶、銀製の茶釜などがございました。
特に蛙の形のした花器は薄端と呼ばれ、正月に飾るようの金属で作られた花器なんですが、現在では正月にしっかりと花を飾る文化が減り、需要が低下して、品目としては高価買取は難しい物になります。他店では売れる物か売れない物かの判断が出来ずに当店の10分の1しか査定されない業者さんもおられるかも知れません。当店では形や状態を考慮し、珍しく面白いものでしたので、しっかりと高額査定をさせていただきました。
また、雨宮金壽堂の鉄瓶は近年の煎茶ブームも相まって売れ筋のお品物なのですが、残念ながら修理された後があり本来の状態での査定額の4分の1となりましたが「それでもこれだけもお値段が付くのですね」と驚かれていました。そのほか、伊万里焼きの蓋物茶碗や小皿、銅の水盤、すだれなどの古道具類や現在の物ではバカラの菓子鉢も1点ずつ査定し、昭和~平成の贈答品類などはまとめて査定させて頂きました。
◼️買取・終わりに
当店の買取の方法はどのお品に対してどれだけの評価をしているのかが大変わかりやすく、お客様からも好評を頂いております。
今回も
お客様 「バカラの菓子器はまだ家でも使えるかしら?」
店主 「バカラの菓子器はこの査定金額ですが、実際に次に手に入れようとするならば何倍かのお値段がします。個別に査定しているので、お気軽に残してくださいね」
とご説明させていただくと、少しお悩みになられていましたが、
お客様 「そんな高価な物は逆に使いにくいし、しっかりとお値段を付けてもらえているので売ります」
とご判断いただきました。まとめて査定をしているとこういったお客様からのご相談が気軽に出来ません・・。
その他のお品物につきましても、お客様と一緒にお話しながら拝見した上、すべてご納得にてお譲り頂ました。また、まだまだお品物がたくさんあり、次回にも寄せていただく日程を決めて失礼をさせて頂きました。
今回は、数ある買取業者の中から当店をお選び頂きまして有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。