京都市下京区のお客様より贈答品、鉄瓶、置物などを出張買取させて頂きました。

12月24日（金）に京都市下京区のお客様より贈答品、鉄瓶、置物などを出張買取させて頂きました。

◼️ご相談

「自宅と倉庫の整理を考えていて、物がたくさんあるので買い取れる物と処分になる物の仕分けをして欲しい」とのご相談を受け、出張させて頂きました。

当店では価値や需要が高いお品はもちろん、他社様にも負けない高額にて査定させて頂きます。価値が低い物に関しても、細かくグループ分けをして、出来る限り細かく誠実に査定をさせて頂いております。

その為、他の業者さんがお値段を付けれない物にもお値段を付けておりますので、全体的な買取査定金額は他社様に負けません。また、お客様がご希望の場合はお値段はを付けれないものも出来る限り持ち帰りさせていただており、お客様にはお喜びいただいております。

◼️査定

まず倉庫のお荷物から拝見していくと、本当に沢山の物がしまわれており、お客様と一緒にお品を拝見させていただきました。

お客様としては、「塗りの火鉢」や「二月堂(奈良東大寺二月堂)のお膳」などに高いお値段が付くのではないかと思われておりました。
しかし、古道具類も時代時代に好みや嗜好が変わってきており、二昔、三昔前でしたら、お膳や火鉢や塗りの物も高値で取引されていたのですが、現在の嗜好やライフスタイルには合わず需要が低下しております。その為、買い取りが出来ない事はないが、高価買取は難しい旨を正直にご説明させて頂きました。

そうした中、当店でお値段が付けれる物を探していき、１点でお値段が付けれる「鉄瓶」や「春画の置物」「仕事や桑材の引き出し」「戦前のレコード一式」「大樋長左衛門の花入」「諏訪蘇山の茶碗と花入」と、まとめてでお値段の付けれる贈答品類も木箱の物と紙箱の物に仕分けして丁寧に査定をさせて頂きました。

なかでも、鉄瓶は煎茶ブームにより、値段が高騰しております。5年後ほど前がピークに、少しずつ価格は下落しておりますが、今でも需要があり高価買取の対象となりました。

また、塗りの仕事のよい火鉢やお弁当に余り金額が付かずに、レコードにお値段が付いた事には大変驚いておられ、買取金額には、美術品の希少性より、次の需要があるかないかが、金額に大きく関わっている事をご理解いただけたかと思います。

◼️買取・終わりに

ご説明すると、大樋長左衛門や諏訪蘇山の作品は心残りがあるとの事、また、「申し訳ないですが、まだまだ使えるものが多く、こんな綺麗な状態で残っているのなら人にあげたい」との事で贈答品類もお残しになられましたが、それでも鉄瓶や春画の置物、レコード類、引出などは心地よくお譲り頂ました。

当店では出来るだけ細かく査定しておりますので、査定金額と合わないお品やお気持ちの有るお品物はお気軽にお手元にお残しいただけるように考えております。

また、その後、ご自宅に招いていただき、有名な日本画家の方と親交があり、その当時の事など。色々とお話させていただきました。大変勉強になる有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。

また、私共でお力になれる事がありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

今回は数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして真に有難うございました。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。