1月31日(金)に右京区のお客様から石の置物を店頭にて買取させていただきました。
「価値がないと思うのですが、石は売れたりしますか」とお電話を頂いたのですが、その時は別のお客様のお宅にて査定中でしたので、終了後、折り返しご連絡させて頂くと「お店に持って行きますので見てください」と店頭買取させて頂きました。
石の置物は当店では買取対象になりますが、石は重いので買取を嫌う業者もいます。また、先日買取りさせて頂いた銘石(京都市上京区のお客様から銘石などを買取させていただきました。)の様に共箱や銘、専用の台のある石以外は高価買取は難しくなります。今回、お持ち頂いた石の置物は残念ながら台付きの物が一つしかなかったため、1点1点でお値段が付けるのが難しく、まとめての買取となりました。
ちなみに、こちらの石の名前は「菊花石」
放射線状の直径数cm~数十cmの円形の模様が菊の花弁や蕾に見える事から、この名前が付く鑑賞石の一つなのですが、台がないのと磨いてあるので高い評価にはなりませんでした。鑑賞石は出来るだけ自然のままの状態の石の方が価値が高いです。磨いたり、機械(グラインダー)や工具などで加工してあるものは、評価が低くなります。しかし気軽に飾っていただくには充分なお品でお買い求めやすいです。
石は昔から多くの文人や政界人に愛される物で、太古の昔から石を見ていざという時の神経を集中させていたとか、その為、多くの人の手を渡る物であり、この先の時代も残り続けるでしょう。
今回お譲り頂いたお道具はまた、次の欲しい方へ橋渡ししてまいります、この度は数ある業者から古美術丸尾をお選び頂きありがとうございました。