京都市中京区のお客様からお茶道具の買取をさせていただきました。

1月23日(木)に京都市中京区のお客様からお茶道具の買取をさせていただきました。

祖父のお茶道具の買取査定をメールにてご相談いただき、出張買取させていただきました。
はじめ、メールにて画像をお送り頂いておりましたが、箱の中身が写っていなかったため、実物を見ないと正確な査定は出来ない事と、お茶道具の相場が下がっている事をお伝えし返信すると「丁寧なご連絡をありがとうございます、一度査定に来てください」とご返事を頂きました。

当日、お家にお伺いし、お客様とお話していくと「わたしは全くお茶道具はわからないので写真を撮るときにどこまで開けてよいのかわからず、うまく元通りに仕舞えなかったらどうしようと思いました」とおっしゃっていました。

確かにお茶道具や作家作品の箱は独特かもしれません。壊したり、傷つけてしますと不安になられる事をあるかと思います。その場合は、箱だけのお写真や棚や押入れに入ったままの状態のお写真でも構いません。詳しい査定金額は無理にしても、しっかりとお値段が付けれる物か、買取が難しい物なのかなどの判断やアドバイスは出来るかと思いますので、お気軽にご相談くださいませ。

お道具は1点１点拝見させていただき、1点で値段が付けれる物と数点まとめてのお値段になる物に分けて、査定させていただきました。

今回のお道具では茶杓を多くお持ちでしたが、こちらも一本、一本丁寧に拝見し説明させて頂きながら価値を付けさせていただきました。

例えば、この茶杓の場合、銘は「吹寄」でその銘をつけたのが「紫野　太玄」となり紫野とは京都市内北部の地名なのですが、この場合そこにある臨済宗の総本山大徳寺の事を指し、そこのお坊さんの太玄さん(小林太玄)という方がこの茶杓に名前をつけた事がわかります。このようにお客様にご説明すると「吹寄」は読めても「紫野」とは読めないと驚かれていました。

昨今の若い世代の方のお茶離れによってお茶道具の需要が減っている中、精一杯の買取価格をお伝えすると今回もご納得頂き全てお譲り頂きました。

今回お譲り頂いたお道具はまた、次の欲しい方へ橋渡ししてまいります、この度は数ある業者から古美術丸尾をお選び頂きありがとうございました。