他県在住のお客様より京都市の実家解体整理の為、骨董品、古道具などを出張買取させて頂きました。

7月7日（金）に他県在住のお客様より京都市の実家解体整理の為、骨董品、古道具などを出張買取させて頂きました。

◼️ご相談

お電話にて「他県に住んでいるのですが、実家の解体整理があり、古い家だから何か骨董品のような物があるかもしれないので、一度見に来て欲しい」とご相談を頂きました。

当店では、今までもこういった他県に住んでいる方の京都や関西地方の実家の整理など多数お話を頂いております。
「実家に行く日が、何月何日だからその日にあわせて欲しい」など、出来る限り土日、祝日、連休に関わらず調整をさせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。またその場合は出来るだけ早めにご連絡をいただけると幸いです。

◼️査定

お家にお邪魔すると４０～５０年ぐらい空家の状態が続いているお家でした。「家の中を自由に見てもらって良い」とのご了承を得ましたので、電気はもちろん止まっていましたが、懐中電灯を頼りに買い取れるお品物を探していきました。

当店では、年間を通じて色々なお家の買取をしております、電灯がない蔵の中や、倉庫の中など、あらゆる場所から価値あるお品物を見つけ出していく事にも得意としておりますので、安心してお任せくださいませ。

さて、査定できるお品物を家中から探し出して来たのですが、木箱に入った蒔絵の調度品一式や京焼陶工真清水蔵六の寿星(寿老人)置物、鉄瓶、湯沸、青貝細工の平卓(花台)、市松人形、大将人形、その他古道具品などなどがありました。

中でも、湯沸しが銀製でしたの高評価に繋がりました。逆に残念だったのは青貝細工の平卓の天板に大きく割れがあり本来なら高く査定できるお品でしたが、現状の評価として査定させて頂きました。

また、昭和中後期のダンボールや人形ケースに入っている市松人形や大将人形は本来あまりお値段が付かないのですが、明治～大正時代の仕事の良いお品であったのと珍しいお品でしたので買取させて頂きました。

その他のお品物は煙草盆や火鉢類、古写真など雑多な古道具類が多く残っておりましたので、出来る限りもって帰って欲しいとのことでしたので大きく持ち帰れる物としてまとめて査定させて頂きました。

◼️買取・終わりに

査定、ご説明をさせて頂くと、ご納得にて全てのお品物をお譲り頂く事となりました。本当に有難うございます。

お値段は付かなかったのですが、とても良い仕事のしている総桐の着物箪笥と大正～昭和初期のレトロ感のある水屋も持って帰れますとご説明すると、「出来る限り、大きな物を持っていってもらったら助かる」との事でとてもお喜び頂きました。

基本的に大きな家具類は現在のライフスタイルと合わず需要が少なく、また保管にも大きく場所をとる為、買取業者は嫌がる事が多いです。幅広いジャンルに自身のある当店でもタンスなども大きな家具はお断りする場合がほとんどですが、かなりの仕事のよいお品でしたので当店としてもそのまま解体されてなくなるのは忍びないと思い、特別に運び出し、搬出しました。

実は、その後にオークションに出品したのですがやはり結局売れず、、、なんとか他業者に無料でお譲りいたしました。きびしい時代ですが形が残って使ってもらえることを願うばかりです。

今回は数ある買取業者の中から当店をお選びいただき真に有難うございます、お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。