3月5日（日）に滋賀県彦根市のお客様より鉄瓶、火鉢などの古道具類の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

「前に一度、お店の方にお道具を持込していて、滋賀県の実家の古道具整理を考えていて出張できますでしょうか？」とご相談を頂きました。

一度、ご縁があった方から実家の整理をお任せ頂く事ややお知り合いの紹介などを頂ける事は、本当に嬉しくお思います。有難うございます。私もその時のお客様だとすぐに思い出し、是非お願いいたしますと日時を決定いたしました。

◼️査定

まず、離れのお部屋から見せて頂いたのですが、重箱やお碗などの塗り物類、陶器の蓋物茶碗類、引き出し、机類の家具類、昔のトランクなど古道具が中心でした。塗りのお碗や重箱などはどうしても塗りが剥げたり、熱い汁物を注ぐためやけてしまったりで、戦前ぐらいの古道具の塗り物は一般的にお値段が付けれない物が多いです。

陶磁器のお品も数品ございました。中国の乾龍年製の染付中皿があり、無傷で数があった場合は高価買取が出来たのですが、数が揃っていない上に全てキズ物だったのが残念でした。ご説明するとビックリされ「そのお皿は普通に料理のときに使っていてもっと大事に扱ってたらよかった」と残念がられておりました。

次に、押入れのお道具を見せていただくと、火鉢がたくさん仕舞われており、同じ種類の火鉢がほぼ10人前ずつ揃っておりました、旧家なのでは冠婚葬祭を自分の家で親戚一堂を招いて行う事が多く、同じ道具を10人前、20人前とそろえておりましたので少し古いお家では数があることが多いです。

基本的に火鉢は金属製、木製、陶器製に分かれるのですが、金属製の物(特に銅製)は買取金額がつきやすく、次いで蒔絵の火鉢などの木製火鉢、一番お値段が付けにくいのが陶器製の火鉢となります。今回はその陶器製の火鉢だったのですが、まだ染付の仕事が良い物やノリタケ製の綺麗な火鉢をお持ちでしたのでそれぞれに買取金額をお付けする事が出来ました。こちらは「持って帰ってくれるだけで助かります」とおっしゃられていたお品でしたので買取の金額をしっかり付けれたので良かったと思います。

その後、「まだ、今日は売らないのだけれども、父親の大事にしてたお道具もどんな感じなのか見て欲しい」との事でしたので1点1点の査定と価値と需要の関係なども踏まえて何故この買取金額になるのかをご説明をさせて頂き、その中には作者名と仕事のよい香炉に高額な買取査定金額も付けれたお品もございました。

◼️買取・終わりに

今回は、離れのお部屋の古道具整理と押入れの火鉢の整理が中心でしたが、後の大部屋の査定時に鉄瓶が高価査定する事ができ「鉄瓶をそんなに高く買ってもらえるのだったら使ってもないしいらないから売ろうかな」とおっしゃって頂けてお譲りいただけることとなりました。誠に有難うございます。

仕事のよい鉄瓶は需要があり、高価買取の対象です、さらに作者名や形状によりますと高価以上に思いもよらずに高額な買取金額を付けれる場合もあります。
最後には、「チラシや電話、ホームページだけの業者さんには来て貰いたくなくて、丸尾さんをお呼びしました、本当に親切丁寧にしていただけて来てもらって良かったです、丸尾さんならまた次のお知り合いの方に紹介できます」と最高に嬉しいお言葉を頂きました。

この度は、数ある、買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。また次の機会があることを楽しみにしておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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