11月13(日)に京都市左京区のお客様より秦蔵六の花瓶をはじめ花瓶、香炉類、贈答品などの出張買取をさせて頂きました。
◼️ご相談
「京都の実家の整理をしたいので、京都に行くタイミングで出張買取に来て欲しい」とのご相談をお受けいたしました。
お仕事の休みの土日を使って整理されるお客様が多く、週末希望のお客様は1週間~10日前ぐらいにご相談をいただけますと助かります。
◼️査定
お家にお邪魔させていただきますと、美術品や骨董品とまでは呼べないのですが、有田焼深川製や、たち吉製の花瓶類、京塗工房の象彦の段重など贈答品類がお部屋の棚にたくさん飾られていました。
まずは棚の収納に木箱もしっかりと片付けられて残されてあったため、一つずつ箱と中身を合わせていく作業からはじめて参りました。
有名作家の作品はもちろん!贈答品でも木箱は大事。
有名作家の作品はもちろんなのですが、贈答品やお土産品などでも付属している箱はとても大事で、箱があるのと無いのでは大きく買取金額が異なってきます!
有名作家の作品の場合は、共箱(作家のサインが入った箱)が本人作の証明にも繋がり、とても大事なものとなります。贈答品の場合でも箱は大事になり、やはり箱のない裸の作品は印象が悪く需要が極端に落ちてしまいます。そのため、買取金額を付けるのが大変難しくなってしまいます。
また、現在こういった木箱に入った贈答品類は一昔前よりも需要があり買取金額は上昇しております。当店では美術品、骨董品だけで無くこういった贈答品の買取にも力を入れています。1グループにまとめての査定となる場合が多いですが、意外にも高価買取金額になりますので「これは骨董品じゃないからだめだろう・・」と思わずに気軽にご相談くださいませ。
仕分けを進めてまいりますと、四代秦蔵六の鼓型花入が床の間に飾られており、作品が小品でしたが、しっかりと1点にて評価させて頂きました。大きい作品や香炉などですと高額買取の対象になります。
秦蔵六は京都の鋳造家で、型を造れば同じ作品がたくさん出来てしまう鋳造は数が多く出回り、以前まではあまり買取金額が付けれない作家の一人でしたが、近年は初代から続く長年の漢銅器研究が見直されて、高価買取の対象となっております。
◼️買取・終わりに
買取金額が付けれる物と、買取金額の付けれない物などご説明をさせて頂くと、買取金額が付いた物は全てご納得を頂きました。
また、干支の置物や箱の無い陶器の花瓶類などは買取が難しい事をお伝えすると「捨てるには忍びないので持って帰ってもらえませんか?」とご相談をいただいたので、大きく一纏めで+気持ち程度になりましたが+α金額にてお譲り頂く運びとなりました。
この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。