大分県豊後大野市のお客様よりお茶道具の出張買取をさせて頂きました。

11月7日（月）に大分県豊後大野市のお客様よりお茶道具の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

約1ヶ月ほど前に「大分県なのですがお茶道具の出張買取は可能ですか、木箱に入ったお茶道具一式が40～50点あります」とご相談を頂いておりました。お客様も実家の整理との事で遠方の県から大分県に帰るタイミングで来て欲しいという事でした。

当店は関西のみの店舗ですので、どうしてもお品の数が少ない場合は遠方の買取をお断りさせていただくこともあるのですが、詳しくお話をお聞きする事で中国、四国、九州、北陸、中部、関東など全国的に出張させて頂いております。当然、出張費や査定費は一切必要ございません。

今回は木箱に入ったお道具が40～50点あるという事で寄せていただく事となりました。
遠方の買取は、その土地土地の観光が出来たり、美味しい物に出会えたりする事も楽しみの一つとなっております。ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。

◼️査定

お家にお邪魔させていただきますと、お茶道具一式がお部屋に並べられており、早速拝見させていただきました。

お茶碗類や水指類など陶器の作品を見てみると、やはり九州地方という事もあり、唐津焼や薩摩焼、上野焼、萩焼など九州や山口県の焼物が多く目に付きました。

お茶道具の中でもお稽古のお道具が多く、余り高く買い取り金額を付けれるお品は無かったのですが、1点にて評価できたお品も菊池政光の雲竜窯、唐銅の風炉窯、唐津焼き田中佐次郎の茶碗、備前焼藤原和の茶碗、色鮮やかな薩摩焼の色絵茶碗、鉄瓶、銚子、鎖道具、炉縁、屠蘇器などたくさんありました。また、茶入れ類、香合類なども種類別にわけ査定をさせて頂きました。

お客様も驚かれていたのですが、1点では査定をしたのですが、輪島塗の炉縁がほぼ未使用の状態で綺麗なお品であったのですが、購入当時の金額とは比べ物にならないほどの(低い)査定金額となってしまいました。当店としても不甲斐ないのですが今、茶室があって炉を切って炉縁を使うと言ったお茶をされる方が極端に少なく、茶室があってお茶をされていると言う方のお家にはすでに炉縁が備わっており「炉縁」という物の需要が少ないのが実情です。

しかし、需要という面では炉縁よりは価値が低いのですが、使い勝手のいい鉄瓶や銚子であったり、お茶道具として以外にも少し飾る物としての茶入れや香合といった小さくて可愛らしい物のほうが需要が高いため、以外にも高価買取金額に繋がります。