11月20日(日)に京都市伏見区のお客様より煎茶揃、茶碗、盃、花入などを出張買取させて頂きました。
◼️ご相談
「価値があるのかわからないのですが、花瓶やお茶碗、酒器等があるのですが買い取ってもらえる物かわからず一度見に来て欲しい」とご相談を受けまして、日時をあわせて出張させて頂きました。
毎回の事ですが、お電話で簡単にどんなお品がお持ちなのかお伺いするのですが、当然なのですが、美術品や古いものにご興味がない場合は、お話しだけではどうしても内容がわからず、このお商売はまずお品を実際に見てからでないと判断が出来ない事が多いです。そのため、当店では京都市内や近隣の府県の場合、簡単なご説明内容でお伺いさせて頂いておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
買取の値段が付くか付かないかの判断の基準
簡単に一言で言うと、ポイントとしては2点ございます。
❶時代‥‥‥戦前までのお品(明治より古いもの)
❷箱の有無‥木箱に入っているものは大抵買取の金額が付く物と思っていただいて大丈夫です。
特に、❷の箱の有無は箱が桐箱になる場合は、贈答品ではなく、著名作家作品の場合が多くなるので一点でお値段が付く確率が高くなります。
ただ、上は古美術や美術品にご興味がない方でもわかる簡単な判断ポイントとなりますので、木箱に入っていない古道具類や昔のおもちゃ昔の生活家財など蔵整理の中からでも高価買取に繋がるお品も多々ございます。そのため、気になるものがある場合や、お家の家財の整理の場合はぜひ、どんなものでも一度ご相談いただけるとお手伝いできる事があるかと思います。
◼️査定
お家にお邪魔すると一部屋に木箱に入った煎茶の揃い物が1点、抹茶のお茶碗が4点、盃などの酒器が10数点、花入、壷類などが数点あり1点ずつ拝見いたしました。
煎茶の揃い物はお土産品や贈答品の部類に入るお品でしたが、現在は煎茶のお品が人気があり元々の価値はそんなに無い物なのですが、需要がある為、1点にて査定をさせて頂きました。煎茶道具は有名作家のお道具であるほど高額な買取金額が期待できます。
お茶碗については煎茶に対しては、日本人の抹茶人口の低迷により、需要が減り、買取価格が低下しております。そのため、4点まとめての査定とさせていただきました。4点でも3点はお稽古品であり、その中の1点が小峠丹山という少し名前の通った作家さんであったため、こちらをメインに査定の金額を見ていますと丁寧にご説明させて頂きました。
盃などの酒器類では京都宇治の朝日焼(朝日豊斎)の干支の盃や京都の陶芸家を中心とした寄せ盃があり、盃酒器のグループとして査定をさせて頂きました。
そのほか、作家の名前が通っていない花入、壷類など贈答品グループも、(大きな壺や花生が現在のライフスタイルに合わず使用頻度が落ちております。)まとめることで査定の金額が付けれますとご説明をさせて頂きました。
買取金額にはそのお品に価値がある事はもちろんなのですが、現在のお道具の需要(何が求められているか)が大きく関わり、今回のお品の場合の需要ですと煎茶道具→酒器道具→お茶道具→有名作家の作品で無い花入、壷類となりました。
◼️買取・終わりに
査定とご説明を終えますと「処分することなく次に使ってもらえたらありがたい」との事で全てのお品物をお譲り頂く事ができました。有難うございます。
今回は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただき誠にありがとうございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。