京都市左京区のお客様よりお茶道具類、煎茶道具類の出張買取をさせて頂きました。

５月11日(火）に京都市左京区のお客様よりお茶道具類、煎茶道具類の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

以前にわざわざお店までお越しいただき、「お茶を教えてたのですが、お道具類の整理をしたいので一度見に来てもらえませんか？」とご相談されており、後日出張査定の運びとなりました。

◼️査定

お家にお邪魔すると、「まずはお稽古道具から少しずつ整理をお願い出来たら・・・」と一部屋にお茶碗類、花器類、水指類、お盆類、懐紙などの消耗品類とお茶道具一式を並べていただいておりました。

＜お茶道具の現状＞
毎回のお茶道具買取のブログでもご説明しているのですが、現在お茶道具の買取相場や需要は20年前等に比べて減っているのが現状です。20年前ですと”お嫁に行くのにお茶やお花の一つぐらいは出来ないといけない”という風習が残っておりお茶道具は需要が高く高価買取も出来たのですが、現在はそのお母様もお茶を知らないという方が増えてきており、お茶を楽しまれる人口が減っております。

しかし、元は高価でまだまだ使えるものです。当店では1点づつ拝見し、ご説明し、少しでも安心いただけるよう、心がけております。また、高名作家の作品や作風、宗匠のお好み物などですとまだまだ高価買取することが出来ますのでお茶道具の買取は当店にお任せくださいませ。

さて査定なのですが、お客様がおっしゃていたように、今回に見させていただいた物は特に１点で高く評価できる作家さんの作品ではなく、お稽古物や紙箱に入ったお道具類が多かったのですが、その中でも銀製の宝船、銅鑼、坂田泥華作の飯器などは１点で査定させていただき、その他のお稽古物も木箱のお茶碗、紙箱のお茶碗、水指類、花器類、消耗品類と多数のグループ分けをし、細かく査定をさせて頂きました。

また、煎茶道具も少しお持ちでしたので一緒に査定をさせていただきましたが、現在お抹茶道具よりも煎茶道具の方が需要がありこちらは比較的、高価査定が出来たのではないかと思います。

◼️買取・終わりに

査定を終えて、ご説明を終えるとご納得を頂き、ほぼ全てのお道具をお譲り頂く事が出来ました。

お支払いを終え、搬出作業をしていると、「出来ればこちらのお道具も見て欲しい」と違う部屋のお道具も拝見し、追加でお譲り頂く事が出来ました。また、「まだまだ、全てを整理してしまうのも寂しいのでぼつぼつと片付けていきます」と話されておられました、また、その際には当店をお呼び頂けます様、ご縁をお待ちしております。

この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。
お譲り頂きましたお品はまた次の欲しい方へと橋渡しさせて頂きます。