10月16日(金)に京都市伏見区のお客様より屏風を出張買取させて頂きました。
◼️ご相談
簡単ライン査定より「屏風の鑑定をお願いいたします」と画像とご希望の出張日時をお知らせ頂き出張査定させて頂きました。
◼️査定
当日、お家にお伺いし、再度の実物を拝見させていただきました。
お品は江戸時代の狩野派の狩野常信や狩野探幽、狩野永真など狩野派の六曲一双と金屏風の2点をお持ちでした。一般のお客様のイメージからすると屏風はすごく価値があると思われるかもしれませんが、屏風は今の生活スタイルに合わず需要が低下しており、余程の有名作家でなければ、あまり高く買えないのが実情です。
狩野派の屏風には尾瀬が切れて屏風としては使えない状態であったり、金屏風には破れがあったりと2点とも常態の悪いお品でした。また、狩野派の屏風の作者は有名作家であり、本物であれば、高価買取の対象となりますが、古美術丸尾では贋物と判断させていただきました。
ここだけの話ですが、狩野派の探幽、永真、常信などは作品は贋物数ではTOP10入り間違いなしの贋物が多い作家になります。理由としましては、高価だから騙そうとする悪意のある作品もありますが、狩野派は1600年代からずーっと画家にとっては憧れの存在。多くの作家が探幽や狩野派の絵を真似し、練習をしてきたのでしょう。
狩野派の作品をお求めになられる場合はお気をつけくださいませ!
お客様は「引取っていただけたら助かります」とおっしゃっていたのですが、屏風としてではなく中身の作品を出来る限り評価させていただき、少なからずですが金額をご提示させていただき、お譲りいただきました。
◼️買取・終わりに
屏風は破れなどの損傷がある場合や近年の新しい作品は買取や引取りも出来ないものもございます。しかしながら、今回のお品の様に古い屏風の場合は高価でなくとも買取れる場合もございます。
現在は、掛け軸は屏風のように大きく「ザ・骨董品」と思われるようなお品より、煎茶道具や書道道具、版画など現在の生活様式でも飾れる小さいものが高価買取の対象となる事が多く、また、意外な物にお値段が付く場合もございます。旧家の整理や蔵の整理などをお考えの方は是非、ゴミだと判断される前に一度ご相談くださいませ。
今回は数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして有難うございます。お譲り頂きましたお品はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。