◼️利茶土ミルグリム(リチャードミルグリム)
アメリカ人でありながら、「日本人よりも日本人らしい」と称されている京都在住の陶芸家・利茶土(リチャード)ミルグリム。1955年に米国で生まれ、1977年に初来日。大学卒業後には、岩淵重哉・12代田原陶兵衛・藤原雄らに師事し。裏千家の鵬雲斎大宗匠(ほううんさいだいそうしょう)との出会いによって、茶陶の道へと深く進むことになる。
京都の利茶土窯では日本の土を使用した作陶をし、アメリカの今古窯ではアメリカの土で作陶に挑んでいる。桃山茶陶に傾倒して志野、織部、黄瀬戸、瀬戸黒、黒織部、朝鮮唐津、黒唐津などを発表し、伝統を踏まえた上で新しいスタイルを追求した作品が多い。
◼️利茶土ミルグリム略歴
1955(昭和30)年・・利茶土ミルグリムは米国に生まれました。
1977(昭和52)年・・初来日して日本全国の窯元を巡りました。
1979(昭和54)年・・アンティアック大学を卒業後、再度来日しました。岩淵重哉に師事しました。
1982(昭和57)年・・12代田原陶兵衛、藤原雄に師事しました。
1983(昭和58)年・・加藤光右衛門に師事しました。
1985(昭和60)年・・京都府日吉町に築窯する。裏千家15代鵬雲斎宗室より「利茶土窯」の窯名を授かりました。
1992(平成4)年・・淡交ビエンナーレ茶道美術公募展で奨励賞を受賞しました。
1993(平成5)年・・新工房が完成しました。
1995(平成7)年・・鵬雲斎宗室より斑釉に「白変釉」の名を授かりました。
1998(平成10)年・・淡交ビエンナーレで優秀賞を受賞しました。
2004(平成16)年・・コンコードの窯に鵬雲斎玄室より「今古窯」の窯名を授かりました。
◼️利茶土ミルグリムの作品紹介
●利茶土ミルグリム作「SHINO ORIBE CHAWAN」
●利茶土ミルグリム作「MADARA-YU FURIDASHI」
●利茶土ミルグリム作「MINO GARATSU HANAIRE」
●利茶土ミルグリム作「AKA ORIBE BAJOHAI」
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