0120-901-831

営業時間:9:00〜18:00 お電話でのお問い合わせ:9:00〜22:00

0120-901-831

営業時間:9:00〜18:00 お電話でのお問い合わせ:9:00〜22:00

やっぱり天才だった、「特別展 池大雅-天衣無縫の旅の画家- 」

    池大雅の展覧会ポスター

    はじめまして、買取担当スタッフの上野です。
    今後、ブログページにて、骨董品・美術品に関する、最新情報やおすすめ作家などをご紹介いたします!
    どうぞ、よろしお願いいたします。

    先日は、京都国立博物館の「特別展 池大雅 天衣無縫の旅の画家」に行ってまいりました。
    仕事柄といいますが、何より、書画が好き私は展覧会には出来るだけ見に行くようにしています。
    池大雅は文人画南画で有名ですが、七歳にて書の神童といわれ、早熟の画家で二十代から活躍。でも、日本では85年ぶりの個展でした。
    今回は池大雅の作品を重要文化財作品も合わせ200点ほどの作品を一挙に観覧できました。

    池大雅とは?  wikipedia引用

    池 大雅(いけの たいが、 享保8年5月4日(1723年6月6日) – 安永5年4月13日(1776年5月30日))は、日本の江戸時代の文人画家、書家。幼名は又次郎(またじろう)など。諱は勤(きん)、無名(ありな)、字は公敏(こうびん)、貨成(かせい)。日常生活には池野 秋平(いけの しゅうへい)の通称を名乗った。雅号は数多く名乗り、大雅堂(たいがどう)、待賈堂(たいかどう)、三岳道者(さんがくどうしゃ)、霞樵(かしょう)などが知られている。

    妻の玉瀾(ぎょくらん)も画家として知られる。弟子に木村兼葭堂などがいる。与謝蕪村とともに、日本の文人画(南画)の大成者とされる

    やっぱり天才だった、神童「池大雅」

    今回の展覧会では、池大雅12歳の作品がご覧いただけます。
    書の作品ですが、力強く、歪みのない文字は八歳にして、神童と言われた片鱗が実際に見て伺えます。

    「オモシロ夫婦」鬼才の相手もやはり、奇才!?

    池大雅の妻、玉瀾(ぎょくらん)とは、少々風変わりな夫婦だったようです。
    ある時、家に訪れた客人を見送りに、そのまま、何も言わず数日家を空け、富士山のふもとまで見送りに・・
    しかも、帰ってきた大雅に奥さん(玉蘭)は普通に「お帰り~」と声をかけたのだとか・・。

    また、ある日は、夫の池大雅が出かける時に仕事道具の筆を忘れてしまいました。
    それに気づいた玉蘭が後を追い、大雅に筆を渡したところ、彼は玉蘭だと気付かず、「どなたか知りませんが、筆を拾っていただきありがとうございます」と礼を言いました。

    普通なら「何言うてんねん!ワタシやろ!」と答えるはずですが、玉蘭は、何事もなかったように自宅に戻ったといわれています。

    いやー、やはり○○と天才は紙一重と言いますか、夫婦揃って天才肌だったようです。それを表すように、妻の玉蘭も結婚後には書画を学び、多くの作品を残しています。

    一見相手に興味を持たず、周りからは不仲のように見えたかもしれませんが、二人で三味線と琴を弾きながら歌い、本当に仲の良いオシドリ夫婦。安永五年(1776年)4月13日、大雅は、静かにその生涯を閉じますが、大雅は、玉蘭のために数百点の作品を描き残して、先に逝ったといいます。

    言葉を交わさずとも通じ合っていたのでしょうね。作品だけでなく、池大雅の人間像まで垣間見えるとても良い展覧会でした。ぜひ、皆様も良い美術ライフを。

    これからも、よろしゅう、おたのもうします。

     

    古美術丸尾は現代作家の作品、道具類、古美術品・骨董品の高価買付けおよび、無料査定を行なっています。
    お蔵の整理などもご協力させていただきます。お気軽に御相談くださいませ。

    電話で無料相談【9時-22時 夜間可】