11月4日（月）・12日（火）に京都市山科区のお客様より、お雛道具やお茶道具、古道具などを買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

まず、始めにお電話にて「お雛道具の買取はされてますか？」とお電話にてご相談を受けたのがきっかけでした。

お雛人形や五月の大将人形の買取のお話は大変多く頂くのですが、昭和中後期のダンボール箱に入っている節句の人形類は元々が高価なものであっても、お祝いのお品の為、新品が必要で中古需要が少なく、買取や引取りも難しいお品物となります。しかしお話を聞いてみると「明治時代の古い物」という事で「それならば買い取れると思います」とお返事させていただきました。すると、お店まで持ってきて頂けるということでお客様をお待ちしました。また、「お茶道具、古道具も数点あるので持って行きます」との事でした。

※お店は毎日開けておりますが、店主が仕入れや買取に出ており、不在な場合がございます。店頭買取の場合にもご連絡をいただけますとスムーズに対応が出来るかと思います。

◼️査定

小一時間ぐらいするとお客様が来店いただき、早速、お品物を拝見いたしました。

まず、雛道具類ですが、間違いなく古い時代の物で蒔絵の仕事がされたお膳や飾り棚、箪笥、鏡台類などの家財道具が雛人形用にミニチュアで造られ仕事のよい物でした。また、付随した小さな市松人形も今では作り手のいない珍しい物で評価することが出来ました。

また、一緒に持ってきてもらったお茶道具類も古い時代の物が多く、李朝茶碗、錫茶壷、南鐐(銀)菓子鉢、棗、茶入れ、茶杓、古竹花入、食籠などに出来る限り細かく1点1点にお値段を付けさせて頂きますと、「有難うございます、充分納得しました」とおっしゃって頂き、その日は全てのお品物をお譲り頂ました。

その後日にまたご連絡を頂き、「家を整理していたらまた数点出て来たので今回はお家まできてもらうことは出来ますか？」出張買取のご要望を頂きました。

お家にお伺いした時のお道具では、お酒を注ぐお道具の銚子や、金屋五郎三郎の茶托、黒楽茶碗、真葛焼の染付茶碗、高麗青磁のお茶碗などを評価させて頂きました。全体的に明治期から昭和初期のお品物でよいお道具が多かったのですが、傷のあるお品物が多かったのが残念で特に李朝茶碗や銚子などは無傷であればもっと高価買取の対象でした。

◼️買取、終わりに

お客様のお話でも始めは他店にお雛道具の買取をご依頼されたところ、「お雛道具は売れないので買い取れない」と言われてしまい当店にご相談されたとの事でした。当店では通常の店頭販売に加えて、月に1回、同業者を集めての自社古美術品オークションを運営して入る為、あらゆるジャンルのお品物を業者相場で買い取ることが出来ます。

そのため、高価買取が可能な高級美術品も専門店と変わらぬ値段で買い取りが可能ですし、他社が買取りが難しい雑多な古道具や贈答品もできる限り丸尾では次の担い手に繋がるよう、昔からお家にあったお品がゴミとして廃棄されてしまわないように、できる限り買取りし整理お手伝いをさせていただければと考えております。

品物の数が少数、多数に関わらず対応する事も可能ですので、お家の整理などの際には、是非、当店へのご相談をお願いいたします。
この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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