9月4日(月)に他県のお客様より京都市の実家整理の為、短冊帳、掛軸などを出張買取させて頂きました。
◼️ご相談
お電話にて、「与謝野晶子や勝海舟などの短冊や、その他にも数点見て欲しいものがあるのですが、出張査定をお願いしたい」とご相談を受け、日時を決定してお伺いをさせて頂きました。
今回はお客様も他県在住の方でした。京都の実家に帰省中に親族のお品物を整理したいというご相談も多くお聞きします。連休等でも出来る限り日程は調整させていただきますので、ぜひ、一度ご相談くださいませ。
◼️査定
お家にお邪魔致しますと、一部屋にお品物を集めていただいておりました。
まず、お電話での短冊を拝見したのですが、お電話での印象では短冊を数枚お持ちなのかなと思っていたのですが、短冊帳になっている物であり与謝野晶子や勝海舟を始め、本居宣長や太田垣蓮月、柳原白蓮、夏目漱石、鹿子木孟郎、河東碧梧桐など江戸期~昭和初期までの文人墨客の和歌を集められたコレクションでした、実を言うと短冊は小さい作品。時間をかけて制作する掛け軸や額のものと違い、手軽に書かれている作品が多いため、一枚一枚では有名な歌人の物でも余りお値段が付けれないのが現状なのです。しかし、これほど作品が揃っている物は珍しく、短冊の評価としては高額にて査定をすることができました。
その他では、江戸前期の僧で黄檗宗木庵性瑫と高泉性潡の合作の掛軸、大正から戦前までの日本画壇で活躍した竹内栖鳳の掛軸などもそれぞれ評価させて頂きました。
江戸期の黄檗宗の掛軸は今でも人気と需要もあり間違いのない物でしたので高価買取金額をつけれました。しかしながら、竹内栖鳳は美術館で展覧会が開催されるほど有名な画家ですが、現在、20年、30年前のバブル期と比べて新画(江戸期から明治初期の掛軸を古画と呼ぶのに対して大正~昭和絵画を新画)の作家の相場が落ち込んでおり、展覧会出品作等の余程の出来栄えの良い作品で無いと高額にてお値段を付けれないのが、不甲斐ない現状でありまが、しっかりとご説明の上、もちろん1点にて査定させていただきました。
◼️買取・終わりに
ご説明を終えますと、ご納得にてお譲りいただける事となりました。本当に有難うございます。
「短冊帳の中に気になる短冊が2枚ほどあるので取っておいても良いですか?」と仰られましたので、お残しされたのですが、後日に「私が持っていても、無くしてしまってもいけないので、やっぱりもっと然るべき人に持ってもらいたい」という事でわざわざ当店までお持ちいただきました。
私共も、お譲り頂くお客様のお気持ちに応えれるよう、そのお品を大事に愛でていただける場所やお方にお方へ橋渡しをさせて頂きます。
今回は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。