大阪市のお客様より中国の壷、置物、模造刀や古掛軸などを出張買取させて頂きました。

7月21日（金）に大阪市のお客様より中国の壷、置物、模造刀や古掛軸などを出張買取させて頂きました。

■ご相談

「骨董品や壷類がたくさんあるのですが、出張査定に来てもらえませんか？」とご相談を受け、日時を決定してお伺いをさせて頂きました。

骨董品と言えばまず壷などを思い浮かべる方が多い !?

「壷」と一言でいっても、色々な壷、あるいは壷の様な物があります。室町時代などの古い時代の信楽焼や備前焼の壷であったり、現代作家さんの木箱に入っている壷、あるいは大きな花入れや徳利、傘たてなども壷に見えるかもしれません。ですので、買取店の側からすればお電話で「壷」と言われただけではどのような物なのか全くわからないのが実情で、お客様にとっても、判断が難しいかと思います。

当店では、他のお品物についても同様ですが「まず、見てみないと判らない」と言う事が大前提ですので、近隣府県の場合はどんなお品物であっても積極的に出張をしています。今回も大阪市という事で隣府でしたので簡単なご説明でお伺いをさせて頂きました。ぜひ、一度気になるものがあったり、処分するには忍びないものがある場合はご相談くださいませ。

■査定

お家にお邪魔すると、テーブルの上や棚の上などに骨董品、壷類が置かれていましたので１点ずつ丁寧に拝見していきました。

一目見た時から判ったのですが、「中国物のお品物が多いな」と感じて、お客様に確認するとお身内の方が台湾の出身で40年～50年前に買っていた物らしいとの事でした。中国物の査定は100年以上前の清朝や明朝の時代のお品物の場合（日本で言う江戸時代以前）、中国人バイヤーの需要があり、とても高値で取引をされます。そのため、高額買取が期待できるのですが‥。今回は40～50年前（日本では昭和）の物でした。その時代の物はお土産品や、清朝や明朝の時代の物を模した大量生産の工芸品が多かったです。1点での高価買取とまではいきませんが、お値段はつけれるお品でしたので、現在の相場にて査定をさせて頂きました。

十錦色絵布袋人物置物や色絵の火鉢、植木鉢、大きな染付壷などは1点ずつ査定し、そのほかも染付の壺や七宝の壺など同じ種類の壷同士をまとめたり、玉石の香炉2点で査定するなどお客様にも判りやすく仕分け、査定をさせて頂きました。模造工芸品に入る部類のお品でしたが、布袋の人物置物や玉石の香炉などは仕事が良く高価査定を付ける事ができました。

その他では、模造刀や石製人物置物、また1点だけ江戸時代の日本の掛軸もあり春木南湖という南画家の作品でした。ご説明の上、査定をさせて頂きました。

■買取・終わりに

査定、ご説明を終えますと、お譲りいただけるものとお手元に残される物をお選びいただき、ほとんどのお品物をご納得にて、お譲りいただける事となりました。誠に有難うございます！！

はじめ、お電話では「壷類」と仰っておりましたので、特に箱に入っていない壺は買取することが難しいため、他社では電話での対応でお断りされる場合もあるかもしれません。当店としましても「出張査定にお邪魔しても今回は買取出来る物が少ないかもしれないなー」と懸念しておりました。しかし当日お邪魔してみると時代は若いものの中国のお品でしたので、箱に入ってない壺類が多かったですが、しっかりと査定することが出来ました。弊社としては買い取れる物がない事も覚悟の上、全国無料出張査定を行なっているので良いのですが、丁寧な買取・高価買取でお客様が喜んでいただけるに越したことはございません。本当によかったです！

出張買取は色々なお品に出会えたり、いろいろな方に出会えます。次はどんなお品物やお客様に出会えるのか楽しみに家路に着きました。

今回は、数ある、買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。