京都市北区のお客様よりお茶道具の出張買取をさせて頂きました。

6月27日（火）に京都市北区のお客様よりお茶道具の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

お電話にて「お茶道具の出張買取をお願いしたい」と、ご依頼をいただき、日時をご相談の上お家までお伺いいたしました。

当店は骨董品、美術品、古道具、書画からお茶道具まで幅広い知識と長年の経験で1点ずつ丁寧な査定を心がけております。高価なお茶道具もそのお品に対する現在の適正な相場で買取させていただきます。1点で高価買取出来る物、1点ではなかなかお値段が付けれないけれども同じ種類のお品をまとめてお値段が付けれる物、などしっかりと仕分けをして判りやすくご説明をさせて頂きますので、ご安心して一度ご相談くださいませ。

◼️査定

二階のお部屋にお茶道具を固めていただいておりましたので、査定がしやすいように仕分けから始めます。

当店のお茶道具の査定では当たり前なのですが、お稽古物や書付などお品のランクに関わらず、お茶碗や水指などのお道具は全て箱から開けて確認をしております。それは、キズなどの状態や箱と中身が合っているかをしっかりと確認し、しっかりとした相場価格で査定を行うためです。また、査定後のお客様へのご説明がしやすいように開けて陳列させていただきます。

長年、お道具に携わっていますと、箱を開けなくても大概どのような物が入っているか判るの為、ある程度開けて全てのお品物を開けずに査定をする業者もおりますが、そうした場合、傷や欠品がある場合を考慮した大まかな査定になることが多いです。当店はそのようなことはせず、全て丁寧に拝見させていただき、お品の状態にあった査定をさせていただいております。

その為、お茶道具の査定ではお時間が掛かる場合がありますのでご了承くださいませ。

さて査定なのですが、お稽古のお道具が中心でしたが、その中でも1点で査定できるお品はたくさんあり、中川浄益の瓢箪模様の火鉢、佐藤浄清の茶釜、茜窯岡田華渓の色絵茶碗、鉄瓶、高取焼高取鬼丸雪山の水指、蒔絵の棗などなど中でも中川浄益の火鉢に高価買取の査定をする事が出来ました。

また、山岡善昇窯の色絵のお茶碗をたくさんお持ちでしたので1点では評価が厳しいですが、綺麗なお茶碗が多くまだまだ活躍できますのでひとグループとして評価をさせて頂きました。

正直に申しますと、練習用の炉縁、置炉、懐石道具、台子、長板など一度買うと新しく買い求めない物や茶棚、茶水屋などの大きい物は需要が極めて低く買い取れない事はないですが、まとめての査定となる事が多いです。

また、お茶道具や骨董品の査定ではよくあるのですが、お部屋中に空箱が残っており、中身のお品物が飾り棚に飾られている場合や、他のお道具と箱なしの状態で仕舞われている場合などがあり、今回も何点か箱と中身を合わさせて査定をさせて頂きました。お道具の査定では箱はとても大事な物で、箱がある場合とない場合では倍以上に査定額が変わる場合がございます。

◼️買取・終わりに

査定、ご説明を終えますと「身内のお茶道具の整理が出来て大変助かりました」と全てのお品物をご納得にてお譲り頂けました。誠に有難うございます。
そして、搬出作業となるのですが、この時期の頃から暑さが厳しくなり、汗だくになります。しっかりと水分補給をして夏を乗り切りたいと思います。
この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございました。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。