5月8日(日)に九谷焼の額皿、壷類、酒器、盃、香炉などを店頭買取させて頂きました。
◼️ご相談
「九谷焼の壷類が数点あるのですが、買い取って貰えるものなのか見てもらいたい」との事で店頭までお持込いただきました。
今回は店におりましたので即日にてご対応となりましたが、出張買取やオークションの仕入れなどでお店を留守にする事が多く、店頭買取の場合も前もってご連絡いただけるとスムーズにご対応できるかと思います。
◼️査定
お持ちになられたのは現代九谷焼のお品で現地にてお土産品として販売されているような高級贈答品といえるようなお品でした。
昭和以前には人気のあった九谷焼ですが、平成には日本では徐々にシャープでシンプルな作品の需要が高まり、九谷焼などの派手で原色で色鮮やかなものが需要が低下いたしました。買取の際には残念ながら「元々買うのは高かったのですが・・・」とご説明させていただいておりました。
しかしながら、近年になるとアジアで九谷焼や薩摩焼といった色鮮やかな色彩のお品に対しての需要が高まり有る程度しっかりとした買取金額が付けれるようになりました。
現在の骨董の嗜好は色絵磁器
骨董品や美術品のコレクションにも時代時代の嗜好やブームがあり、現在は備前焼や萩焼といった土や釉薬を愛でる作品よりも色鮮やかな九谷焼、伊万里焼、薩摩焼など磁器が人気です。
これは、作家作品から贈答品に至るまでその傾向にあり、作家作品では伊万里焼、酒井田柿右衛門、今泉今右衛門、薩摩焼の沈壽官、九谷焼の徳田八十吉などの作品の相場は上昇傾向にあります。反対に20年ほど前では買取相場が高かった金重陶陽、藤原啓をはじめとする備前焼作家や萩焼の坂倉新兵衛、坂高麗左衛門などは軒並み下落傾向にあります。
◼️買取・終わりに
ご説明を終えますと、充分な買取金額にご満足を頂く事が出来、ご納得にて全てのお品物をお譲りする事ができました。買取に関しましては、その時の需要が大きく関係いたします。価値は高いのだけれども次に欲しがる人が少なく需要がない場合は買取金額は低くなり、美術品でもなく贈答品に入る部類の物だけれども人気で需要が多い場合は高値にて買取が出来るなど、骨董品や美術品の流行や廃りが大きく影響いたします。
当店は幅広いジャンルの買取実績と幅広い知識にていろいろな物に対して、適性に査定して買い取ることが出来ます。これはどうかなと思われたらお気軽にご相談くださいませ。
この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます、お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせていただきます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。