6月23日（木）に福井県若狭町のお客様より蔵整理のご依頼を頂き出張買取させて頂きました。

◼️ご相談

簡単ライン査定にて「来て貰っても何も無いかもしれないのですが、蔵の整理を考えているので見てもらいたい、福井県なのですが大丈夫ですか？」とご相談を頂きました。

関西はもちろんの事、今回のような福井県の場合でも出来る限りお電話やLINEでの簡単なお問い合わせで出張査定させていただいております。また、今回のお客様は半月以上前からご連絡を頂いており、前もってご相談いただいておりましたので、出張の予定が組みやすく大変助かりました。有難うございます！しかしながら、急な整理の場合も出来る限りご対応させていただきますので、一度お気軽にご連絡くださいませ。

◼️査定

現地に到着すると早速、お蔵にご案内していただきました。

お蔵の中には江戸後期から昭和戦前ぐらいまでの木箱に入った食器類を中心に古道具類がたくさんございました。「１点で値段の付けれるお品」「まとめて査定が出来るお品」にしっかりと仕分けをしていきました。

この日は天候に恵まれたのでお蔵の中に入っていたお道具をお客様に判りやすく説明させて頂く為にお庭に分類分けして並べることが出来ました。

お蔵からどんどんとお品物を運び出していくと同じ図柄の赤絵の中皿や蓋物茶碗、覗(のぞき)、膾皿(なますざら)など７種類20人前ずつの食器が出てきて『通り物(一通り揃っている食器)』として揃える事が出来ました。昔はお祝い事や法事を家でやる事が多く20人前ぐらい揃えるのが当たり前で旧家などのお蔵には残っている事があります。通り物は揃うことによって料亭などで使用する事が出来、１種類の食器類の買取に比べて需要が格段に上がり、高価買取対象となります。

その他、染付の仕事の良い蓋物茶碗、色絵の大皿なども高価買取の対象となり、ご説明していくと大変ビックリされておりました。

それもそのはずで、一度、違う地元業者に見せたところ「どうせ処分するんだから」と弊社の２０分の１ほどの査定内容・・。しかも「帰って欲しい」と言ってもなかなか帰らない業者だったようで怖い思いをされたとのこと。丸尾さんに京都から来てもらって本当に良かったと言って頂けました。

また、食器類が多かったのですが、カメラ類や昭和の贈答品類、柿右衛門の酒器などをできるだけ細かく査定をさせていただき、残りは本当に雑多な食器類でしたが数を減らしたいとのご要望でしたので、大きく一まとめにして持ち帰れるものとして査定を致しました。

その後、「まだ見てない場所があるのですが、出来たら見てもらえますか？」とご相談にただき、屏風が二艘(２そう)、仕事の良い薄端、若狭塗重箱、純銀の盃、瓶掛火鉢など１点ずつお値段を付けれる物を見つける事が出来ました。さらに最後には母屋でも古掛軸や鉄瓶や香炉などを見せて頂き１点１点丁寧に拝見して査定をさせていただきました。

◼️買取・終わりに

査定、ご説明を終えますとすべて整理してしまうのは忍びないとの事で、鉄瓶や香炉などを少しお残しになられましたが、本当に沢山のお品物を心地よくお譲り頂く事が出来ました。誠に有難うございます！

今回は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。
お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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