5月8日(土曜日)に奈良県県生駒市のお客様より作家作品、贈答品類の出張買取をさせて頂きました。
◼️ご相談
お電話にてのご相談で、「徳田八十吉さんや加藤渓山さんの作品があるのですが、買取ってもらえますか?」との事で、日時を決定しお伺いさせていただく事となりました。
徳田八十吉さんの作品は高価買取対象ですし加藤渓山さんも一時期よりかは下落しておりますがまだまだ人気の作家さんです。
◼️査定
お邪魔すると、玄関先にお品物をご用意して頂いており、早速査定開始。お品物のほとんどが木箱に入った作家作品できれいな物が多数でした。
まず、お電話でご相談いただいていた徳田八十吉さんの作品ですが、拝見させていただいた作品は耀彩釉の美しい盃で小さな作品で三代八十吉さんの魅力の伝わる作品でした。
また、加藤渓山さんは中国宋時代の青磁を研究された方ですが、拝見したのは二代目の加藤渓山さんの作品で白磁に陽刻文の花器でした。二代渓山作品は初代の作品に比べ少し評価は劣りますが、未使用に近い作品で2点ともしっかりとお値段を付けれたと思います。
また、そのほか、九谷焼きの松本佐一の花瓶、浅蔵五十吉の陶板、吉向窯の水指など、一昔前ですと1点でお値段が付けれた作品もお持ちでしたが、昨今の作家作品需要低迷をご説明の上まとめさせて頂いて査定させて頂きました。
また、「この作品はまだ売りたくないのですが見てもらうだけ見てもらえますか?」という事で同じく三代徳田八十吉さんの高さ20センチ程度の花入を拝見し、ご参考査定金額をご説明させて頂きました。また、サイズによる査定金額の違いや、サインが金色で入っている作品(晩年の作品)だと査定金額も数十万になる事などをご説明、お話させていただきました。
また、今回の八十吉さんの作品は三代の作品ですが、八十吉さんは初代から続く陶芸家で現在は四代目で、各代により人気需要がことなり盃1点にしても査定金額は大きく変わります。
作家作品の査定のポイント
作家作品も当然ながら、時代時代ごとの人気の有る無しで買取査定額が大きく左右されます。
今回の様に徳田八十吉(特に三代の耀彩作品)の作品などは人気、需要が高く、高額買取が期待できる作家の一人ですが、現在の美意識や流行に合わなくなり、人気や需要が低迷していれば、以前は高く買取れていた高名作家も高価買取が出来ないものもあります。
しかしながら、現在の作家で歴史的な価値はありませんが、個展を開かれるとすぐに完売し、手に入らないほどの人気の方もおられ、買取金額は個展販売金額に同等かそれ以上の場合の作家さんも多数おられます。
当店では人気のある作家作品は適正に高価買取。元は高く人気があった物で、しかし現在では評価に見合わない作品につきましても、何故この買取金額なのかを判りやすくご説明させていただき、お客様がご理解いただけるように心がけております。作家作品の買取は知識と経験豊富な当店にぜひ、お任せくださいませ。
◼️買取・終わりに
査定を終えて、ご説明を終えるとご納得を頂き、全てのお道具をお譲り頂く事が出来ました。
お支払いを終え、搬出の準備をしていると「今、部屋の方付けをしていて作家作品ではないのですがこんな物も買取れますか?」と香蘭社や深川焼など、お祝い品やお返し品などの贈答品類をお持ちいただきました。こうした物は1点での査定は難しいですが、数点まとめてで査定買取はご対応させていただいております。
ご説明すると「沢山の物を買取ってもらえてスッキリしました。助かりました!有難うございます!」というお言葉を頂け、追加でお譲り頂く事が出来ました。
この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまして真に有難うございます。
お譲り頂きましたお品はまた次の欲しい方へと橋渡しさせて頂きます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。