3月22日(日)に兵庫県西宮市のお客様よりご実家(京都市左京区)の骨董品、古道具などを買取させていただきました。

ご相談

ご親族の骨董品整理をお考えで「量が多いので数社間での相見積もりでも構いませんか？」との事でごご相談いただき、査定させていただきました。

査定

当日は1点で評価できる物とジャンルごとに分けてまとめて評価できる物、引取り処分となる物に別けて査定させていただきました。「当店ではこのお品に対してこれぐらいの評価をしています。また、細かく査定する事で売る物と手元に残される物をお選びいただく事も可能です」とご説明すると「丁寧でわかりやすい査定の仕方でした。」とお言葉をいただきました。そして後日、当店で買取をお願いしたいとご連絡を頂きました。本当にありがとうございます。

拝見したお品物は昔にご親族が集められていた物や家財で明治期ぐらいの警察官の制服や軍服、版画の巻物や版画帖、掛軸、江戸時代の定札、和本、からパチンコ台まで全て買取させて頂きました。

版画の巻物などは当時のままの状態で破れなども少なかったので高額査定ができました。また、江戸時代の地球儀の掛軸があり、こちらも大変珍しい物で高額査定をさせていただきました。しかしながら、表装が後の時代に修復した物だったので、当時の物ですと、さらに高額査定が出来た物でしたので、大変もったいない一品でした。

なぜ？古い表装のが価値があるの？

ここで一つ面白い話ですが、古い掛軸や江戸時代の仏画などは、たとえボロボロで破れかかっているとしてもその当時に施された表装のオリジナルの物の方が、近年に修復されて綺麗な状態の表装の物より高く評価され、その評価は倍ほど違う事も多々あります。綺麗な物よりもボロボロの方が良いとは骨董の世界ならではで、理由としては、良い作品ほど、表装もその時代の上質な素材が使われ、そして、作者はその作品の雰囲気や素材に合わせて表装を選び仕立てています。簡単に言うと、表装も作品の一つなんです。

搬出・おわりに

搬出日にはほぼ全てのお品物を整理させて頂き、部屋が綺麗に片付いたとお喜びいただきました。今回は相見積もりにてのご相談で当店をお選び頂いた事は励みになり、これからもより良い対応と誠心誠意のある査定が出来るよう、努めさせていただきます。

今回お譲り頂いたお道具はまた、次の欲しい方へ橋渡ししてまいります。ありがとうございました。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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