◼️山本知克 (やまもと ともかつ)
山本知克は日本画家の山本倉丘の長男として、1927年に京都府京都市で生まれました。
1947年の第3回日展で「霧の朝」が初入選して早くから頭角を現し、翌1948年に同校卒業後は堂本印象に師事します。
ヨーロッパの町並など、風景画を得意とし、同年第5回京展で「疏水」が京都市長賞を、第3回関西展で「風景」が関西展賞を受賞し、父の山本倉丘に続いて京都画壇や関西美術界でも活躍。
山本知克は1961年に日展会員に、1978年に日展評議員となり、日本画壇の振興に尽くします。
京展の審査員も受任し、1979年から1992年まで金沢美術工芸大学でも教授として教鞭をとり、同年に数々の功績を称えられ京都府文化功労章を受章します。
2003年に亡くなるまで意欲的に制作を続けられ、後進の指導に努められました。
●生年:昭和2(1927)年1月14日
●没年:平成15(2003)年2月22日
●出生地:京都府京都市
●主な受賞名
日本美術展覧会(第9回・昭28年度)「塀に沿う道」,日本美術展覧会(第10回・昭29年度)「坂に建つ街」,京都市美術展市長賞,紺綬褒章〔昭和37年〕,京都市長表彰状,京都府文化賞功労賞(第10回)〔平成4年〕
◼️山本知克 の作品紹介
◼️山本知克作「静日」