皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は、たくさんの買取、ご相談を頂きまして有難うございました。
今年もお客様の気持ちに寄り添い、ご安心いただけるお商売を心がけて生きたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は丑年です。
当店の近くには菅原道真公と牛を祀る北野天満宮があります。
では何故、道真公と牛なのでしょうか?
これは、諸説あり「道真公が丑年だったから」「道真公が暗殺されそうになった時に飼い牛が救ったため」「道真公の遺体を運んでいるときに牛が座り込んで動かなくなり、その場所に埋葬したから」その為、天満宮にある牛の像はすべて座っていると言われています。また、黙々と働く牛の様子が道真公の教えに通ずるものがあり、牛を神の使いとして祀っているというお話もあります。
牛は誠実
昔から、牛は農作物や物を運ぶ時の労働力として人間の助けになって来ました。
勤勉に良く働く姿から「誠実さ」の象徴ともされてきました、また、「紐(ひも)」という字には「丑」という字が使われており、「丑」の字には「結ぶ」「つなぐ」などの意味も含まれます。
冒頭の画像は、長沢盧雪作の「白象黒牛図屏風」。北野天満宮ゆかりの地でお商売をさせて頂き60余年、これからも古美術品や古い物を通して人と人を「つなぐ」お仕事を「誠実に」努めてまいります。