11月25日（月）に京都市上京区のお客様より永楽善五郎、中里重利、通次阿山などのお茶道具、銀製香炉、茶掛、贈答品類などを出張買取させて頂きました。

■ご相談

お電話にて「お稽古のお茶道具が数点あるのですが、買取は出来ますか？」とご相談を頂きまして日時を決定してお伺いをさせて頂きました。

■査定

お家にお邪魔させていただきますとお部屋にお品物を用意して頂いておりました。
始めに木箱に入ったお品物や紙箱に入った贈答品類の中から一点でお値段が付けれるお品物、同じような種類をまとめる事でお値段が付けれるお品物、大きくまとめる事でお値段が付けれる贈答品類や雑器、箱に入ってない置物類などに仕分けを致します。

その後、ほとんどのお品物を箱から出していきます、それは箱と中身が変わっていないか、傷は無いかを確認しより適正な査定をする為で当店の査定ではお品物の数が多い場合、少しお時間を頂いております。

まず、一点でお値段が付けれたお品物としては、お茶道具では通次阿山の茶碗が3種類、茜窯岡田華渓の色絵お茶碗、永楽善五郎の仁清写のお茶碗、政所窯後藤明道の黒楽茶碗、中川浄益の釜環、大西清右衛門の釜、唐津焼作家中里重利の茶入れ、雲華焼寄神崇白の灰器、小峠丹山の火入れなどなどでこれらの作品はお茶が流行っていた全盛の頃ですと大変高額にて取引をされたお品物でした。

その他では前衛作家熊倉順吉の篇壷、盆栽鉢作家として有名な林沐雨の鮎の置物、作家ではないですが漆芸工房象彦の蒔絵の食籠や蓋物碗、窯元和善陶園の色絵煎茶碗なども仕事が良い物でしたので1点にてお値段を付けさせて頂きました。

また、名前の通っていない作家作品のお茶碗類や香合、蓋置、棗などの小物類や茶杓、茶掛けの掛軸、などはそれぞれの種類に分けまとめて査定を致します。また、大きくまとめてで査定することが出来る贈答品類を１点１点確認し、仕分けしておりますと純銀製の香炉が出てきました。もちろん高価買取品として査定をさせて頂きました。

■査定・終わりに

査定、ご説明を終わりますと、ほとんどのお品物をお譲り頂く運びとなりました。
また、お稽古のお茶碗を、「小学校の茶道教室に寄贈しようかな？」ということで数点お残しになられ、お客様と一緒に「どの図柄が使いやすいかな？」とお茶碗を選んだりもさせて頂きました。

搬出時に「市松人形や額類の整理に困っているのだけれども」とご相談を受けまして、本来ですと人形ケースに入っているようなお品物は買取やお引取りをお断りしているのですが、今回はたくさんのお品物をお譲り頂いたご縁で引取りをさせて頂きましたところ、「大変助かります、有難うございます」とお喜びいただきました。

当店は自社でオークションも運営しておりますし、幅広いジャンルの知識、相場観も持ち合わせておりますので色々なお品物に精通しております。美術品、骨董品、古道具、お茶道具の整理は当店にご相談お願いいたします。
この度は、数ある買取店の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。お譲り頂いたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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