京都市上京区のお客様より贈答品、銅製置物、掛軸の出張買取をさせて頂きました。

3月23日（水）に京都市上京区のお客様より贈答品類、銅製置物、掛軸の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

「骨董品、美術品ではないと思うのですが、木箱に入った食器など整理したい物があり、出張買取できますか？」とご連絡を受け、お客様のご希望でお電話の翌日にお伺いさせていただきました。

平日ですと比較的に近い日程でのお伺いができる場合が多いのですが、土日になりますと先にご依頼を頂いている場合が多々あります。土日祝日をご希望の方は１～２週間前にご連絡をいただけますと助かります。

◼️査定

お家にお邪魔すると一間にたくさんのお品物をご準備していただいておりました。

積み上げられていたお品を一点ずつ確認していくのですが、残念ながら仰っておられたように美術品や骨董品の類ではなく、お祝い返しの食器類などの贈答品でしたので、１点でお値段が付けれるお品はございませんでした。

しかしながら、綺麗な物はまだまだ活躍できるので、まとめてにはなりますが状態などを確認し査定させていただきました。他社では取り扱いしないところも多いですが、昭和中後期の紙箱の贈答品類で箱の物や、状態も悪く現代のスタイルの合わないお品物の場合でもたくさん(10点以上)お持ちの場合はまとめての査定が可能です。贈答品の中でも木箱に入っている物は別グループに分けて金額をご提示しました。

また、お祝い品の為、高くても新品が必要で中古品の需要が極端に少ない兜の置物や有名作家ではない工芸品としての額類などは引取りでしたら整理のお手伝いをさせていただきますとご提案させていただきました。

最後に「掛け軸もあるので、見て欲しい」と掛軸も見せていただきました。１点ずつ拝見させていただくと塩出英雄という現代日本画家の掛軸が1本ございましたが、残念ながら需要の高い作家ではなく、ご説明の上、その他の掛け軸とまとめての査定となりました。更に、「床の間にあるもので何か買い取れる物はありますか？」とお声だけいただきましたので、飾っておられた大きい銅製の寿老人の置物は良い仕事の物でしたので、1点にて査定させて頂きました。

◼️買取・おわりに

査定を終え、ご説明をさせて頂くと、「捨てるにはもったいなかったので、たくさんの荷物を買取をしていただけて大変助かりました」と快く全てのお品物をお譲りいただけることとなりました。また、額や兜の置物などもお引き取りのご要望をいただき、お譲りいただきました。

古美術丸尾では一番得意としているのは明治、大正、戦前までの古い骨董品や古道具ですが、今回のような贈答品類や不用品の買取も積極的に行なっております。形があり次の担い手に残せる物があるならば、ゴミに捨てるのではなくリサイクルとしてまた次の活躍の場を作る事ができます。どうぞ、一度整理される場合は、お気軽にご相談くださいませ。その際に思わぬ物に高価買取の金額が付く場合が多々ございます。

今回はたくさんのお品物をお譲り頂まして誠に有難うございます。また、数ある買取業者から当店をお選び頂きまして有難うございました。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しさせて頂きます。