11月18日(木)京都市西京区のお客様より作家作品、蒔絵膳、古陶磁、掛軸など出張買取をさせて頂きました。
◼️ご相談
以前にお道具の整理のご依頼やご親戚をご紹介いただいたお客様から「今度は実家の道具整理をしたい」との事でお伺いいたしました。
「他社にも色々とご相談した事があるのですが、丸尾さんがわかりやすくて丁寧だったので、再度お願いしました。」との事。
「1点でお値段が付けれる物」「同じジャンルなど一まとめでお値段が付けれる物」「お値段が付けられないけれども引き取れる物」などに仕分けをする「丁寧でわかりやすい査定」をご評価いただけたとの事でした。
再度のご用命をいただき誠に有難うございます。これからも益々の知識や接客態度の向上に努め、何度もご利用いただけるよう、また知人にご紹介を頂いても恥ずかしくない買取店であり続けられるように努めてまいります!
◼️査定
お部屋に通していただきますと、ずらりと木箱に入った作家作品や古陶磁、掛軸、額類などいわゆる骨董品やお道具が並べていただいており、早速、丁寧に拝見させていただきました。
そのほとんどが1点にてお値段が付けられる物で、主だったものでは、京都清水焼の清水保孝の花瓶、同じく宮永東山の花入、清閑寺窯杉田祥平の菓子器、前衛陶芸走泥社の熊倉順吉の篇壷、窯元作品ですが現在人気の高い薩摩焼色絵の香炉、昔からいい物と聞いていたと仰っていた蒔絵のお膳、蒔絵の仕事のよい帯止など、1点にてしっかりと査定させて頂きました。
掛軸では大徳寺の高僧の茶掛を中心に1本ずつ丁寧に査定し、同じ方の茶掛け作品でも縦書きの物と横書きの作品とでは買取金額が違う事などもご説明させて頂きました。
茶掛は縦書きと横書きでは価値が違う?
まず、茶掛とは茶室に飾られる、茶道用の掛軸になります。禅語などの一行書などが多く、茶の湯の中ではもっとも格式高いと言われています。
茶掛けは書いてある文字の内容や作者でも当然買取価格は変動しますが、一般的に縦書きよりも横書きのお品の方が需要があり、買取金額も高くなる傾向にあります。
例えば、状態の良し悪しもほぼ同じで、同じ作者(高僧)の「喫茶去」という禅語を縦書きに書かれているのと、横書きに書かれているのでは横書きの方が高い評価になります。
また、茶掛けでは「円窓・円相」とよばれる「○」だけを書かれている作品も高価買取の対象となります。
そのほか、田野村直入の山水図や作者の名前は余り知られていないのですが良く描けた美人画などもしっかりと1点にて査定させて頂きました。
その他、江戸初期の絵師海北友松の竜図や、ご親交のあった棟方志功に書いてもらったという牛の絵の作品もじっくりと観察し高額査定をさせて頂きました。
◼️買取・終わりに
全てご説明させて頂きますと、「この掛軸はお正月になると常に飾っていたので心残りがあります」との事で掛軸を2本ほどお残しになられましたが、そのほかの全てのお道具はお譲り頂く事が出来ました。本当に有難うございます!
また、「お値段の付かなかった箱の無い花器類などは持ち帰ってもらったら助かるのですが?」とご相談され、形ある物ですのでお引取りさせて頂きました。
当店は、本当の美術品、骨董品、掛軸の知識も豊富です。また、ガラクタに見える多種多様なジャンルの物までしっかりと価値を見出し買取させていただいております。古いお家の解体、整理、お蔵のお片づけなど、捨てる前にぜひ、一度お手伝いをさせてください。
今回も当店のご利用を有難うございます、お譲り頂きましたお品物は次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。