5月7日(水)に京都市中京区のお客様より新開寛山の干支の置物や三輪晁勢の絵画などを出張買取させて頂きました。
■ご相談
お電話にて「新開寛山の置物が数種類と絵画が4点ほどあるのですが買い取りは出来ますか?」とご相談をいただきました。
新開寛山という陶芸家は昭和期~平成期にかけて活躍された方で日本芸術院賞や勲四等旭日小授章など数々の受賞をされた京焼の重鎮的作家さんです。しかし、そういった作家さんに多いのが作品を手軽に身近に感じててもらおうと本人がデザインを考えた作品の型を作成し、工房にて量産するという方法がとられました。その為に数多く同じ作品が現代に残っている場合がございます。また、今回ご相談いただいた干支の置き物などにこうった作品が多く、余りお値段が付けれないのが現状です。(もちろん!本人オリジナルの個展出品作などはしっかりとお値段が付けれます!)
ご相談をいただいた際に上記の旨をお伝えしますと、「捨てるのは忍びないので、引き取ってもらうだけでも・・・」とご要望をいただきましたので、お伺いさせていただきました。
■査定
お伺いしたのは会社の一部屋でした。テーブルの上にはまさしく新開寛山の置物がずらり、しかも干支で一二支揃っておりました。お話をお聞きすると、おじい様が集められて、毎年会社のウインドウに飾っていたとのことでした。
新開寛山に限らずどの作家さんの作品についても言えることなのですが、干支の作品は置物、お茶道具の茶碗や香合などに多く用いられるモチーフなのですが、12年で1回しか活躍の場が無く、今回のように生業をされているかたではない限り飾られる風習もなくなり、査定のお値段が付きにくいお品となります。
次に、額作品を見てまいりますとこれも昭和京都画壇を代表する日本画家三輪晁勢の風景画や山本紅雲の鮎図、小松崎邦夫のリトグラフなど著名な作家作品でした。
現在では流行の変化でご購入された30年ほど前との価格では違いはありますが、しっかりと査定させていただきました。
■買取・終わりに
査定、ご説明を終えますと全てご納得にてお譲り頂く運びとなりました。また、搬出の際は社員さんなどにもお手伝い頂き、さらにその会社の商品のお土産まで頂き、本当にありがとうございました。
今回は高価買取も出来ずに恐縮致しました。昔は高かったけれども今は売れない物、鉄瓶や錫の茶壷など昔には余り評価されなかった物が今では中国人バイヤーに人気で価格の高騰したものなど、買取のお品物はその時代その時代の嗜好や人気に左右されます。当店はどんな物でもしっかり拝見し、ご説明させていただきます。お品物の整理の際には是非当店にご相談くださいませ。
今回は数ある買取業者の中から当店をお選びいただきまし誠に有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の担い手の下に橋渡しをさせて頂きます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
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