11月27日（月）に三重県名張市のお客様より岡田半江の掛軸、スダレ、カメラ、アクセサリなどを出張買取させて頂きました。

◼️ご相談

以前より、「少しずつ実家の整理を始めていて、古道具類、骨董品と呼べるのか判らないのですが、屏風などもあり三重県の名張なのですが来て貰えますか？」とご相談をいただいておりました。
当店では、関西圏を始め、2、３時間程度の移動でいけるところは簡単なお話の内容で積極的に出張しております。また、遠方の場合でも詳しくお話を聞いたり、ラインでどんな感じのお品物なのか写真を送っていただくことで出張可能ですのでお気軽にご相談くださいませ。
そして、今回寄せていただく事になったのですが「あれから身内の者が近くの道具屋さんに見てもらって屏風などはないのですが、まだ見てもらいたい物がありますので」との事でした。

◼️査定

お家にお邪魔致しますと、お蔵、母屋など一通り目を通させていただいたのですが、もうすでに前に見られているお道具屋さんが買取が可能なものはすべて引き取られた後で、お道具の数が極端になく、残っていたのは戦前ぐらいの半端物の雑器類や、お雛道具類、昭和中後期時代の贈答品類などで、幅広いジャンルが得意な当店としてもどうしてもお値段が付けれないものばかりでした・・。お客様にも「一度同じ業種のお道具屋さんが見られているので難しいですね・・」とご説明をさせて頂きました。

そんな、お品物が少ない状況でしたが床の間を見ますと1本の掛軸が掛かっており、拝見すると江戸後期の大阪の絵師で伊勢国藤堂藩(名張市)にも縁の深い岡田半江の掛軸でしたので査定することが出来ました。また、状態の良いスダレもありましたので査定し、そのほかアクセサリーやカメラ類もわずかですが査定することが出来ました。

◼️査定・終わりに

ご説明すると、お品物はお譲り頂いたのですが、大変申し訳無さそうに「わざわざ、来てもらって品物がなくて申し訳ない」「家の整理なんて一生に一度あるかないかの事でわからないことが多くて」「家人がお道具屋さんを呼ぶ前に私としては丸尾さんに見てもらいたかったのですが」と言っておられました。また、「丸尾さんには申し訳なかったのですが、これで私もずーと丸尾さんに見てもらいたかったので最後に見てもらえたので心置きなく残りの物を処分することが出来ます」といってもらえました。
今回は、買取できたお品が少なくお商売としては少し残念でしたが、これからも積極的に出張していきますので、どうぞお気軽に他府県、遠方に関わらず、ご相談くださいませ。

お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。本当に有難うございました！

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

---