1月11日(水)に兵庫県加東市のお客様より実家の蔵整理に伴い屏風、古道具類の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご挨拶

新年、明けましておめでとうございます！旧年中はたくさんのお客様のご利用有難うございました。本年も誠心誠意努めさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

本年は兎年で店主の私の年となります。ぴょんぴょんと他をしのぐ勢いで躍動してまいります！

◼️ご相談

さて、今年最初のご依頼は兵庫県加東市のお客様のお蔵整理でした。お電話にて、「木箱に入った古道具類や屏風などもありますので一度見に来てもらえないのでしょうか？」とご相談を頂き、日時を決定してお伺いの予定を組ませていただきました。

その後、何度か、ご連絡を頂きまして「着物はだめでしょうか？」「食器棚に入っているカップ類はだめかな」と具体的にご相談を頂きました。当店では正直に、積極的に着物の買取はしていない事や、箱に入っていない普段使いされていた日用食器類は厳しいと正直にお答えすると「京都から遠方の兵庫県まで来てもらうのは本当に申し訳ないなぁ」とお気遣いをされているご様子でしたが、お客様にご負担がない事や、日々遠方の買取をしている事をご説明させていただきますと、「では、ぜひ、お願いします」とご依頼をいただけました。

◼️査定

さて、本題のお蔵の整理ですが、お家に着きますと早速、母屋やお蔵のお道具を見せていただきました。

母屋のお道具ですと、床の間に飾られておりました香炉や花台、薄端、銅器の鹿の置物、唐木の飾り棚など調度品を中心に査定し、お蔵に廻りますと銅の火鉢や染付の食器類、三体一対の庭飾の鶴の置物、葡萄杢(ぶどうもく)の瘤(こぶ)付きの敷板や六曲一双(ろっきょくいっそう)の本式の屏風などを拝見し査定させて頂きました。 

査定内容としましては屏風が名古屋出身で復興大和絵の名手とされた渡辺清という江戸後期の絵師の物で、現在の生活スタイルで屏風需要がない中ではしっかりとした評価が出来たと思います。また、こちらの作品は渡辺清作品にしてはさらっと書かれた作品でしたが、力作となると高額査定も期待できます。

古道具類では、葡萄杢（ぶどうもく）と呼ばれる葡萄の木を材料にし木目が美しく、根木瘤(ねぼくこぶ)の仕事をあしらった敷板が面白く高価査定に繋がりました。また、庭飾の鶴の置物も高価買取の対象品なのですが、全体を緑色にペンキを塗られており本来、元あった状態では無かったのが残念でしたが、現状として評価査定させて頂きました。

◼️買取・終わりに

「実は、連絡の行き違いから当店の査定後にも一件別の業者さんにも見てもらうことになって・・・」と申しわけなさそうにお話しいただきましたが、「全然、構いませんよ、ご縁があればお願いいたします」とその日は失礼させていただきました。そして、後日にご連絡を受けて、「丸尾さんと次の業者さんでは全然違いました！丸尾さんの方が査定額も違うし、お品物の知識もあり安心できました」と嬉しいお言葉を頂き、再度、引取りにお伺いしてすべてのお品物をご納得の上お譲りしていただく事が出来ました。誠に有難うございます！

当店では幅広い知識と販売ルートの確保で多くのジャンルのお品物を1点ずつ査定して買い取ることが出来ます。長年、仕舞い続けてあったお蔵や倉庫のお品物の整理やコレクションの整理などには是非、当店へお任せくださいませ。

この度は、数ある買取店から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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