奈良県生駒市のお客様よりお茶道具、贈答品などの出張買取をさせて頂きました。

10月3日（月）奈良県生駒市のお客様よりお茶道具、贈答品などの出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

「身内の者がお茶をしていたので、お茶道具がたくさんあります」「自分達でも確認したのですが、何がなんだか判らなくなり、途中でやめてしまったので価値のある物、無い物、買取金額が付く物などを理解して整理したいので査定に来てもらえないでしょうか？」とご相談を受け、日時を決定してお伺いをさせて頂きました。

当店では、出来るだけ、安心してご利用いただけるように、丁寧な査定を心がけ、お品物1点ずつのご説明はもちろんの事、１点での査定が難しいお品も似た種類のお道具ずつに細かく分類分けをし、査定や説明をさせて頂いております。

◼️査定

お宅にお邪魔致しますと、一部屋に木箱に入ったお道具や紙箱に入った贈答品などを積み上げられておりましたので、早速、１点ずつ確認し、仕分けの作業からはじめてまいります。

まず、1点で値段が付けれる酒井田柿右衛門の花瓶の箱が出てきましたが、中身が入っておりませんでした。ふと、お部屋の中を見渡すと陳列棚の中に飾られておりましたので、お客様にご確認を取り、査定してほしいとの事でしたので、１点でお値段を付けさせていただきました。

作家作品の箱は大切です！

箱があるかないかで、お品のお値段は大きく変わります！特に作家作品や茶道具は箱がない場合はほとんどお値段が付かなくなってしまう場合もございます。

よく出張買取をさせていただくと中身が無い空箱の状態のお品と出会う事があるのですが、陳列棚や床の間、また廊下や玄関などに飾られている場合がよくあり、できる限りお品と箱と合わせ、査定させていただいております。

よく、空箱を見つけて・・。
スタッフ「あ、この空箱のお品は玄関に飾ってありましたね。」
お客様「すごいですね！そんな、一瞬で見ておられたんですね！」

なんて事も多々あり、失礼とわかっていながらも、ついついお家に入って置かれている花器類や置物などを見てしまうのは、職業病なのかもしれません。

今回も、数点、空箱が出てきましたが、何点かはお品を見つけ、査定金額UPに繋がったので良かったと思います。

その他のお品物も丁寧に1点ずつ拝見し、1点にてお値段が付けれた物は時代的には昭和後期～平成初期と骨董的には若い(新しい)のですが仕事が良い銅製獅子の香炉、純銀の三重盃、高村光雲写しの観音置物など。

お稽古物でしたが、現在人気の煎茶揃、高取焼八山の茶壷、手軽さで需要のある電熱付属の茶釜揃、葡萄杢(ぶどうもく)と呼ばれる木目がはっきりと綺麗に出ている敷板などで、そのほか、お稽古のお茶碗類、九谷焼盃などの木箱贈答品類、バカラ、ロイヤルドルトンなどの高級贈答品類など同じ種類のグループずつに分けてそれぞれ説明を加えながら査定をしていきました。

また、別室においても銀製の大黒さんの置物やお線香なども査定をさせて頂きました。意外に思われるかもしれませんが、お線香や贈答品なども物の価値としては希少価値が付くものではないのですが、需要がああり、購入する場合は高価な場合が多いので査定金額がしっかりとつきます。今回は、当店のHPをよく確認していただいていたのか、予めお線香をご用意して頂いておりました。