6月27日(土)に京都市右京区のお客様より掛軸を店頭にて買取させて頂きました。
◼️ご相談
「掛軸が数本あるのですが買取・査定をお願いしたいので、今からお店まで持って行ってもいいですか?」とご相談いただき、ご来店いただきました。
◼️査定
掛軸を10本ほどお持ち頂き、お話をお聞きすると先日のお客様と同じくお父様のコレクションの整理との事でした。
▼6月26日(金)の掛け軸の買取実績
1本ずつ査定をしていくと1本だけ眼を引く掛軸があり、よく描けた蓬莱山水図の作品で和室や床の間に釣る1m80cm~2mの長さの軸先が太巻の立派な作品でした。箱書きを見てみると平成元年にご購入された物で、大変高額にてお求めになられた物だろうとすぐにわかりました。
しかしながら、掛け軸は昭和や平成の初めの頃に比べて、生活スタイルの変化により、和室や床の間がないお家が多く、需要が減っている事などを丁寧にご説明し現在の相場での出来る限りの査定をさせて頂きました。
◼️なぜ掛け軸は値下がりしているの?
博物館に所蔵されているような数百万の価値があるような有名作家を除き、20〜30年程前に数十万ほどでご購入されたような、中堅以下の作家作品の掛け軸は軒並み値崩れしているのが現状です。
美術品や古道具、骨董品などの買取価格は、
その作品の
・美術価値
・需要
大きく分類し、上記の2点で決まってきます。
某美術品鑑定番組などは美術価値に重きを置かれて鑑定価格が決まっています。しかし買取価格になりますと、この美術価値に現在の流行や生活スタイルが反映された需要が関わってきます。
そのため、掛け軸・大型家具・茶道具などが大きく値崩れし、昔には高額で売買されていたお道具や美術品を現在では申し訳ない金額での査定しか出来ない場合がございます。
骨董品や美術品の売買を長年に渡って生業としてきた私としては大変、不甲斐なさと申し訳なさでいっぱいです・・・。
◼️今は何が流行なの?
ただし、値上がりするものもございます。中国バブルにより、数年程前から煎茶器・書道具・香道具といった中国文化に深く関係ある物は、中国バブル前の10年ほど前に比べ値上がりし、買取が難しかった贈答品の煎茶器が買取可能になったり、一部、有名作家の煎茶器などは、バブル前に比べ10倍ほどで高価買取出来る物もございます。
古美術丸尾では、査定のみや、相見積もりでも構いません。お気軽にご相談•お問い合わせいただければ幸いです。
◼️買取・終わりに
査定結果をご説明すると、「思っていたよりも安かったですが、説明が丁寧でわかりやすかったです。」そして「もう少しだけ、頑張ってもらえませんか?」とご相談いただき、当店も出来るかぎり頑張らせていただき、ご納得の上、お譲りいただけました。
この度は、数ある買取業者の中から当店をお選びいただき、真に有難うございます、お譲り頂きましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しさせていただきます。
古美術丸尾はこんな方にオススメです。
古美術丸尾を荷物の処分や整理の足がかりにお使いくださいませ。
●1点で値段がつけれるもの。
●数点まとめてで買えるもの。
●市場価値のほとんどつかない物。
をきちんと仕分けした上で相場価格にて買取させていただきます。
- 倉庫や、蔵の整理をしたいけど、どこから手をつけたらいいのかわからない。
- 引越しやリフォームで、急ぎ荷物を整理したい。
- ご親族の方のコレクションで価値がよくわからない。
- ご高齢になり、荷物の整理や、移動が大変。
- 近くに知っている骨董品店がない。
などなど。お困り事や、ご相談がございましたら、お気軽にお声がけくださいませ。
日本全国どこでも無料出張・査定!
ご相談だけでも構いませんので、お気軽にご連絡くださいませ。