11月30日(土)に京都市中京区のお客様から骨董品や額などを買取させていただきました。
今回の買取では象牙製品と中国工芸品、ポスター額などがありました。
骨董、古美術品の買取業をしているので本来なら喜ばなければならない象牙製品。
以前の買取実績(京都市北区のお客様より掛軸、骨董品の買取をさせていただきました。)にもご紹介したのですが、当店は特定国際種事業者ですので象牙製品の売買は何の問題も無く行う事が可能です。しかしながら、その登録手続きが面倒で費用もかかる為、登録業者が近年減っております。そうした業者は象牙製品を扱う事が出来なくなった為、象牙製品の相場が急激に下落している現状があります。
お商売として買取査定をすると本来の古美術価値に見合わない買取金額になってしまう事があり、大変申し訳ないというか不甲斐ないところであります。しかしながら、今回もそうした理由をご説明するとご納得頂け、快くお譲り頂きました。本当にありがとうございます。
このように、美術品・骨董品は、時代のブームや規則、景気に大きく左右され、価格が大きく変動します。「需要が少なく、本当の美術価値とは見合わない価格になってしまう物」「処分しようかとも思っていたものに意外とお値段がつく物」が目まぐるしく変わるこの時代の変換機に、古美術丸尾では少しでも古き良き物は後世に残していかなければならないという事を信念のもと、日々努めさせていただいております。
ぜひ、私どもに何かお手伝い出来る事があればご相談くださいませ。