井上萬二(いえのうえまんじ)
1929年佐賀県有田町生まれ。轆轤師 奥川忠右衛門氏に師事。1971年12月に独立し現在の井上萬ニ窯を開く。1995年5月、重要無形文化財指定(人間国宝)に認定される。華やかな絵付けが中心の有田焼の中で、白磁に徹するという独特の制作を続けている。
1929 佐賀県有田市の有田焼窯元の家に生まれる。
1945 十二代酒井田柿右衛門に磁器の製法を学ぶ
先代奥川忠右衛門に磁器大物成形の轆轤 技術を学ぶ。
1958 佐賀県立窯業試験所に勤務。佐賀県展に入選。
1968 第15回日本伝統工芸展に初入選。
1971 独立して作家活動を始める。日本工芸会の正会員となる。
1978 佐賀県陶芸協会の理事就任。
1983 現在美術教育学 部教授。紺綬褒章授章。
1986 佐賀県芸術文化功労賞受賞。
1987 第34回日本伝統工芸展にて文部大臣賞受賞。
佐賀新聞文化賞受賞。文化奨励賞受賞。
1990 佐賀県重要無形文化財認定。
1993 佐賀県県政功労者賞受賞。
1995 重要無形文化財(人間国宝)保持者認定。
1997 68歳 紫綬褒章受賞。