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【買取作家】大樋長左衛門(おおひ ちょうざえもん) -美しい飴色-

    ◼️大樋長左衛門(おおひ ちょうざえもん)

    加賀藩五代藩主・前田綱紀公によって招かれた裏千家開祖・仙叟宗室に同道した茶盌造り師の土師長左衛門を始祖にもつ大樋焼。1666年の築窯から約350年を迎える。先祖から脈々と受け継がれた飴釉、黒釉、緑釉、青釉、白釉を使い、多彩な作陶を行う。大樋焼の陶家である。

    ◼️大樋焼歴代

    初代 大樋長左衛門(芳土庵) 1631〜1712

    裏千家四世仙叟宗室は、楽家四代一入の弟子であった土師長左衛門を茶碗造り師として金沢に同道し、楽焼の技法を伝えさせた。河北郡大樋村(現在の金沢市大樋町)に窯を築いたのが大樋焼の始まりで、長左衛門は仙叟の指導のもとに茶道具を創作する。よって初代はほとんどが仙叟好みである。京都の楽家に学んだ技術を仙叟のもと確立させ、初代の作品は卓越し、当時としては新鮮なものが多い。

    ニ代 大樋長左衛門(芳土庵) 1686〜1747

    初代長左衛門の子として生まれ、仙叟と父との交流を間近にし育ったことと思われる。現存する二代目の作品は少なく、作風は創始者の初代の影響を大きく受け、よく似た飾りっ気のない素朴な作品が多く、仙叟好みの海老や渦、寿老人といった作品もある。作品の印はなく、初代との見極めが難しい。

    三代 大樋長左衛門(勘兵衛・芳土庵) 1728〜1802

    三代までは大きな作風の変化は見られず、初代の流れや技術、作風を踏襲し、伝統を受け継ぐことに重きを置いた作品が多い。三代ん独自の特徴をあげるとすれば、濃淡の強い飴釉を用いていた。十一代藩主前田治脩の御用達窯として勤めた。

    四代 大樋長左衛門(勘兵衛・土庵) 1758〜1839

    歴代の中では初代に次ぐ名工とされる。五代が中興の祖とされるが、その下地となったのが四代であるのは間違いないだろう。経済や文化に恵まれた時代に差し掛かり、箱書や在印のある作品も多くなる。作品風は個性的な表現と多彩な技術にとって品格のある作品を創作し、これまでの大樋焼の歴代の特徴をとした飴釉とともに実に多くの色彩の表現を試みた。82歳という長命もあって作数は多い。前田家に献上した大福茶碗もいくつか残っている。十二代藩主前田斉広候の御用窯。

    五代 大樋長左衛門(勘兵衛・土庵) 1799〜1856

    四代目の子、五代長左衛門によっては大樋焼は大きく開花した。五代長左衛門を襲名し約30年間、多くの作品を残した。五代は大樋焼の中興の祖といわれ、豊かな創作と多種多様な技法によって、多種多彩な作品の作成した。食器も焼き始め、徳利・皿・銘々皿・向付なども注文に応じ作っている。従来の飴釉に加えて黒釉もよく用いるようになる。特に黒茶碗は人気が高く、朱釉の現れたもの、絵付の施されたもの。それまでになかった新境地を切り開いた。

    六代 大樋長左衛門(朔太郎) 1829〜1856

    作風は五代に似通っているが、全体的に地味で穏やかな趣がある。五代と同じく食器も手がけ、白釉を使いこなしたのにならい、乾山風の鉢や高麗青磁写しの水指なども作っている。歴代は長命であったが、六代は短命で1856年の28歳で没した。五代長左衛門の他界したわずか4ヶ月後であった。

    七代 大樋長左衛門(道忠) 1834〜1894

    五代の三男として生まれた六代長左衛門の弟にあたる。時代は幕末から明治にかかる激動の時期で、加賀藩の保護を失った大樋焼は一時廃業をむかえる。経済の疲弊と文化・芸能に恵まれない苦しい時代もあり、七代の作品は佳作な物が少ない。おおらかな豊かさはなく、茶碗は小振りなものが多い。

    八代 大樋長左衛門(宗春・松涛・以玄斉) 1851〜1927

    初名を奈良理基吉と称し、宗春とも名乗った。七代にいた2人の子はともに大樋焼に従事しなかった。そのため、弟子であり、従兄でもあったといわれる八代が、大樋長左衛門として大樋焼を継承することになった。作風は伝統を守り、創意のある作品を数多く残している。明治維新の動乱で作陶することは並大抵のことではなかったはずであり、今日の大樋焼の隆盛を守ったと言っても過言ではない。八代は裏千家十三世家元円能斎宗室から以玄斎という号を賜った。

    九代 大樋長左衛門(陶土斎) 1901〜1986

    昭和2年八代没後に九代長左衛門を襲名。70数年にわたる陶芸活動は日本の政治、経済、文化の振興によって、まれにみるよき時代でした。昭和15年に内閣総理大臣とり「長左衛門」そして、弟の近衛忠麿より、「大樋」のそれぞれの自筆を授かり拝領印とした。昭和33年日本工芸会正会員となる。昭和52年に裏千家十五世鵬雲斎家元により、陶土斎の号を賜る。晩年は高台を土見せとした黒茶碗を多く手がける。

    ◼️九代 大樋長左衛門作「黒茶碗」


    ◼️九代 大樋長左衛門作「三人形蓋置」鵬雲斎書付

    十代 大樋長左衛門(陶冶斎) 1927〜

    本名は奈良年郞。十代大樋焼当主として多くの作陶を行う。個展や大樋焼にとらわれない自由なかたちで作品を発表する場合は大樋 年朗を名乗る。2016年(平成28年)には長男の大樋年雄に「長左衛門」の名を譲り、以後は大樋 陶治斎を名乗る。文化勲章受賞者。

    【買取作家】大樋年郎(おおひ としろう) -350年の歴史を海外へ-

    十一代 大樋長左衛門(年雄) 1958〜

    石川県出身の大樋焼の陶芸家、デザイナー。十代大樋長左衛門の長男。2016年1月、十一代 大樋長左衛門を襲名。

     

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