2月23日（木）に和歌山県和歌山市のお客様よりお茶道具の出張買取をさせて頂きました。

◼️ご相談

「家族がお茶をしていたのでそのお道具を買いとってもらう事はできますか？」「和歌山県なのですが、出張は可能でしょうか？」とご相談を受け、木箱に入っているようなお道具なのか、紙箱に入っているようなお道具なのか、また、何点ぐらいあるかなど簡単なご質問をさせて頂き、日時を決定後、寄せていただく運びとなりました。

◼️査定

お家にお邪魔すると、お茶道具を仕舞われていた棚からお道具を出して頂いているところでした。

一部屋にたくさんのお道具を出し終えると、当然の事なのですが当店では、すべての箱を開けて確認をさせて頂いております。業者によっては箱だけをみて判断する業者も少なくないようです・・・。確かに私どもでもお茶道具などは箱を見るだけで、どういったお品なのかほぼわかり、大方の査定は可能です。しかし、お品と中身があっているのか・お品の状態などを見ないと相場ギリギリのしっかりとした査定は不可能です。また、お客様にどんなお道具があったのかご説明しやすいように、すべて並べてお品と査定額をご説明させていただいております。

今回はお稽古のお道具が中心でしたのでのお道具では1点にてお値段が付けれたお品は少なかったのですが、紙箱のお茶碗のグループ、木箱に入っているお茶碗のグループ、茶入、棗、釜、水指、大徳寺高僧の茶掛けなど、おなじ種類のお道具に分けて判りやすく査定をさせて頂きました。現在のお茶道具の趣向では茶釜、炉縁など大型のお道具よりも茶入れや棗など小物類の方が需要がございます。数点ずつお持ちでしたのでしっかりと査定できたと思います。

また、今回残念だったのが長年、手付かずに仕舞われていたために保存状態が悪く、お道具の箱がかなり汚れているお品がございました。特に皆具は普段は１点にて査定させていただいているのですが、汚れが酷くとても残念でした。

骨董品にしても作家作品にしてもそうなのですが、特にお茶道具の箱はお手前にてお道具をご紹介する場合もあり、箱の状態や、掛け軸などでもシミや折れなど、お品の状態が他のお道具より査定価格に大きく関わってきます。箱が汚れているだけでそのお道具の評価は下ってしまいます。高価にて買われたお道具などは箱の上からさらに布で包んで保管するなど注意が必要です。

◼️買取・終わりに

査定後、ご説明いたしますと「丁寧に見ていただけて、助かりました。有難うございます！」とお言葉を頂き、ご納得にて全てのお品物をお譲りしていただけました。
こちらの方こそ有難うございます！

実は、ホームページを見て「ここはプロのお店だ」と思って頂けて、お呼びいただけたとの事。これからも真面目で丁寧なお商売を心がけてお客様に安心してご利用いただけるよう、に益々努めてまいりたいと思います。

この度は、数ある買取店の中から当店をお選びいただきまして誠に有難うございます。お譲り頂ましたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しをさせて頂きます。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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