6月28日(日)に京都市北区のお客様より掛軸、茶器などの古道具を店頭にて買取いたしました。

◼️ご相談

「ホームページを見て古いものを買取っておられるみたいなので、家にも掛軸などの古い物があるので見て欲しい」とご連絡を頂きました。また、店頭までお持込頂けるとの事で、お時間をお約束させていただき、ご来店いただきました。

◼️査定

お持込いただいた物は掛軸が箱に入っている物が6点ほど、箱に入っていない物が10点ほど、茶器類、昔の京都の名勝案内の本、塗り物のお椀や近年の贈答品類などでした。当店では全て1点ずつ丁寧に拝見して、その上で1点で値段が付けれる物、一つのグループにまとめさせて頂く物、また、買取れないですが、処分は出来る物などに分類させて頂きます。

まず掛軸ですが、明治、大正期の古い掛軸、絵師が評価できる物、無銘でも図柄や画筋で評価できる物を1点ずつ評価し、1点で評価できない物は一まとめで評価させていただきました。

次に茶器類も当時の古い煎茶の揃い物でしたが、お茶碗が残念ながら1点欠品でした。しかし、急須はキズも無く状態も良かったので1点にて評価させていただき、京都の名勝案内の古書、銀杯なども1点にて評価させていただきました。

また、近年の贈答品類も綺麗な状態でしたので、まとめてでですが、買取させていただきました。あとの塗り物のお椀などは、どうしても熱い汁物を入れて内側が焼けてしまったりなどの使用感が残る物や数が揃っていないと買取が難しい物であり、残念ながら処分品となる事をお伝えいたしました。

◼️買取・終わりに

査定結果をお伝えすると、「私たちが持っていても価値が無いので、（また次の方の元で活躍できるのなら）」とのお言葉を頂き、ご納得の上、全てお譲り頂きました。

また、明治大正期のお家の掛軸を拝見していると、お身内の方の肖像画の掛軸を拝見する事が多々あるのですが、こちらは一部の肖像画絵師の作品以外は価値を付ける事が難しいため、お返し、または当店での処分をさせて頂いております。今回はお持ち帰り頂きました。

今回は、数ある買取業者から当店をお選び頂き、有難うございます、お譲り頂いたお品物はまた次の欲しい方へと橋渡しさせていただきます。

古美術丸尾はこんな方にオススメです。

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